第8話 魅力的な主人公の条件とは何か?③

 なろうのエッセイからの転載です。


 魅力的な主人公の条件とは何か?の続きです。


 前回までの話を踏まえた上で、自分の考えをツラツラと述べて行きます。


 まず主流派作品の主人公のキャラクター付けに『必須』なのは、ただ一つです。


 『成長』です。


 主人公の『成長』を通して、我々ユーザーも『成長』して行くこと。


 これこそが主流派作品の『醍醐味』であり、魅力的な主人公に必須の条件です。


 ですから、魅力的な主人公とは何か?と問われたら


 『憧れるほど成長する存在』


 と、私自身はお答えします。


 これ以外には有り得ないと言えるほどの必須の条件です。


 逆に萌え系は『成長しない主人公』が必須の条件となります。


 なぜなら主人公が勝手に成長して行けば、『読者の萌え系の没入感』を阻害するからです。


 読者と主人公が『乖離』してしまうんです。


 大半の一般人は主流派作品のような主人公とは違い、没個性的な存在なんです。


 言葉通り『大衆』なんです。


 ここに萌え系作品のニーズがあります。


 つまり主人公は一般人と変わりなく、主流派作品の物語のような主人公とは違って、あまり『成長しない存在』なんです。


 そして萌え系作品とは、ヒロインや王子たちが『成長していく』物語なんです。


 ヒロインや王子たちの『成長を見届ける』ことこそが、萌え系作品の『醍醐味』なんです。


 萌え系作品のレジェンド作品であるKEYの『AIR』なんて、主人公は最後カラスですよ?


 あのKEYが出した答えこそ『萌え系作品の主人公とは、ヒロインや王子を見届ける存在』です。


 萌え系作品とは、あくまでもヒロインたちや王子たちを『愛でる』作品なんです。


 そこにアクの強すぎる主人公は必要ありません。


 ヒロインたちや王子たちこそ、アクの強さが必要になります。


 今回の話は以上!


 とりあえず『魅力的な主人公の条件とは何か?』について、今考察したことを述べてみました。


 もしかしたら考察が深まり続きを書くかも知れませんが、今の所はこんな感じです。


 ネタの提供、ありがとうございました!


 そしてネタが切れました!!


 ※追記。


 主流派作品の国民的物語の特徴は、主人公とヒロインも含めたサブキャラの両方が『成長』します。ここに『売れる作品』の大きなヒントがあります。


 今回の話が役に立ったなら~中略~なろうの『銀馬車の紙商人』にポイントを付けてくださいね!

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