理解のある彼くんの元カノ考察

まず元カノが持っているであろう疾患、障害について疑われるものを書いていきます。


・解離性人格障害 ・双極性障害 ・ADHD ・アスペルガー症候群 ・愛着障害(自己肯定感の欠如など)


まず解離性人格障害については分かりやすく言えば多重人格が当てはまります。元カノの場合は元の人格除き二つの人格が存在していました。


一つが気性が荒くなり思ったことを全部ズバズバ言うようになる人格。僕は「本音」と呼んでいます。そのニックネームの通り、普段本人が我慢している本音を洗いざらい話してくるので、攻撃対象さえ操作できれば役に立つ人格でした。

もう一つがひたすら我慢する人格。そのまんま「我慢」と呼んでいます。要は「我慢しきれないストレスがあるけど我慢しなきゃいけない時」に本人の代わりに現れて全部我慢して怖いくらいにこにこします。ただこいつは我慢するだけではなく「我慢する=本人が嫌なことをする」という繋がりからか、わざと本人が嫌がりそうなことを率先してやります。それこそ僕と別れさせようと嫌われるようなことを言い続けたり(万引きの話も最初ここで聞いて本人がショック受けてた)、嫌いな人のところにわざわざ近付いたり。人格は違えど精神へのダメージは変わらないので、我慢の存在はいたずらに本人のストレスを増やすものになっていました。


ちなみに人格の分かれ方は個人差があるようですが、元カノの場合は記憶の共有はしておらず、少なくとも本人は二つの人格の記憶を全く持っていません。なので中学生の頃はお互いに齟齬が出ないように今日あったことを交換日記として書いていたそうです。


中学生と言いましたが過去のいじめというのがその時代のことでして。いじめられて相談室に行ったら「あなたが仲良くしないのが悪い」みたいなことを言われてその夜から人格が分かれたそうで。


解離性人格障害になる原因は色々ありますが、基本的には「外と内」の落差が激しい人ほどなりやすいです。元カノの場合は発達障害の疑いもある通り「したいことはどんな状況でもしちゃう」というのがあり、それがいじめの原因にもなっています。


自由に振る舞うと嫌われる→だから我慢しなくちゃいけない→でも発達障害で意思に反してしちゃう、というところで矛盾が生じ、多重人格になったと推測します。実際「我慢」と「本音」に分かれているわけですからね。


それ以降は「いい子」「アホな子」をとことん演じ、完璧にできないと病む、というのを繰り返すようになります。空気の読めるいい子ならいじめられない、アホな子だったら笑われるだけでいじめられない、という考えが根底にあるようです。


この代償で双極性障害のような症状も出ています。外ではハイテンションで振る舞い、家に帰ったら病む、というのを繰り返すのです。そのため外の人からは病んでいるのが分かりにくく、「明るいアホの子」としか思われていないのが実際のところです。なんなら家族ですらその認識に近いですからね。中身については家族より僕の方が知ってます。


また、これは疾患名がつくのかどうか分からないのですが病的なので挙げておくと、「やる気がある時はパフォーマンスが著しく下がる」というのがありました。例えば発表をする時に念入りに準備したのに変なところでめちゃめちゃになるとか、テスト勉強頑張ったら頑張っただけ点数が下がるとか。憧れの人と話す時に日本語が出ない(本当に日本語にならない)というようなこともあったのでさすがに特性か症状のどちらかだと思います。


一応、「嫌われないように我慢しなければいけない」「成功させなきゃいけない」は強迫性障害の可能性もあるのかなとは思いますが、構成要件をよく知らないので何とも言えません。


それから記憶の改竄も何度もしていたり、夢と現実の区別がついていなかったり、細かいところを挙げ始めればキリがありません。幻覚も(幻覚だとわかっている状態で)見えているとたまに言っていたのでそういうのもあるでしょう。


で、ここからADHDやアスペルガーなど発達障害の疑いがあるものについて触れていきます。発達障害についてはスペクトラム(グラデーション)なので「これはADHD!」なんて言うことはできないので、あくまで疑いという話で進めます。


まず一つが我慢できないということ。多動ともいわれるやつですが、基本的に思い立ったらその場でやらないと気が済みません。万引き癖も、万引き依存というよりは「欲しいと思ったものはその場で欲しくなる」のだそう。また、旅行が楽しみで「何で今日はまだ旅行じゃないんだ。待てない」と言って病んで暴れ始めたこともあります。


次に「嫌だと思ったら全てが嫌になる」こと。人間にしても物事にしても、一つ嫌になると全てが嫌になり生理的に受け付けなくなります。父親やら三年の時の課題がこれに当たりますね。


それから周りの気持ちが分からない。普段は分からないからこそ最悪な方へ最悪な方へ考えて「みんな私のことが嫌いなんだ」と連呼していますし、僕を捨てた時に僕が何に怒ってたか分からないのも最たる例じゃないですか。そりゃ普通に考えれば「結婚というものすごくものすごく重要なことを嘘をついて簡単に反故にしたこと」ですよ。ちなみにこの答え合わせは本人に対してしてません。


それから距離感が分からない。実際起こったことで言うと、男絡みは全部これが原因ですよね。「男と二人で泊まる」「男と二人でAVを見る」これが何を意味するか普通なら分かるけれども、それが分からない。しかも二回繰り返してますからね。今もまだ繰り返してるんでしょう。


それから未来のことを予測できない。「これをやったらまずいな」と普通なら分かることが分からないんですよね。例えば「別れるかもしれないのに結婚の約束をする」こともそうですし「やりきれない仕事を二つ返事で受ける」のもそう。最後の「今は病んでないから大丈夫👍」もこれですよね。


それから細かいところでいくとローマ字と読みが結びつかなかったり(学習障害の疑い)、四歳の時から漢字が読め性欲があった(早熟)など、まあ全部乗せ海鮮丼という感じです。もっと言うと父親がアスペルガーの診断もらってるので、遺伝している節は否定できないでしょうね。


最後に愛着障害、要は生まれて最初の発達段階を越えられていないことに起因するであろう行動思考です。


まずは試し行動。わざと相手の嫌がる行動をすることです。そもそもこれは幼児がするものなのですが発達段階がずれこんでいるんでしょうね。相手が怒ることや嫌がることをして「どこまで自分を許容してくれるのか」を試そうとしているのです。


元カノの場合は僕が元カノを溺愛していることを知っているので「さっき自傷したんだよ」としきりに傷付いていることをアピールして様子を伺っていました。こういった行動は虐待されていた子供などにも多く見受けられます。


次に、わざわざ他の優れた人と比べて自分は必要ないと考えます。隣の芝は青いというやつですが、全員が全員に嫉妬しているので、そこしか見えないように思考が捻じ曲げられているのでしょうね。


そして最後、やたらと愛を求めてくるのもそうですね。いわゆる創作物に出てくる「メンヘラ」のイメージそのものですが。当然「愛着がない」ということは幼少期に愛を充分感じられなかったということなので無償の愛を望みます。元カノは「生きてるだけで褒めてくれるbot」とかをフォローしてました


あとは病気とは言いがたい精神的な問題として

・占いやおみくじを真に受ける

・自分を追い込もうとする(精神的自傷)

・ゼロかヒャクかでしか考えない

・理想が高い(自分は完璧でなければ気が済まない)


他にも細々したものはいろいろありますが思い出せたのはこのくらいですかね。もし自分やパートナーに当てはまるところがあったら早い段階で専門家にかかることをオススメします。

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