第3話

なんだかんだあって、無事に牛丼屋にはちゃんと着いた。


「はぁ…やっとの思いで着いたぞ…このオアシスに…」


「お兄…5分も歩いてないで…」


「胡桃も3年くらい後になると、多分わかるときが来るよ…。」


「うげぇ…わかりたくもない。とりあえず入んで。」


「おう…。」


扉を開けて入店する。もうちゅかれた…


………ん?んん?んんん?


あの奥のテーブルに座ってるのは…?もしやもしや?


いや、違うかもしれない。他人の空似かもしれない。世の中にはそっくりさん三人いるって誰か言ってた!そゆこと!


「いらっしゃいませー2名様でしょうか?」


「あ、あぁ、そうです。」


俺はなんの罪もない店員さんにめちゃめちゃ引きつった顔でガチガチに緊張しながら答えた。


「奥の方のお席どうぞ〜。2名様でーす。」


奥って…いやあの人の隣のテーブル席ィ!?他人の空似だったら問題はないけど。もし、もし昨日のあの人なら…俺はもう…割と…耐えられないよ?しかもなんなら一緒に座ってるの男だし!髪型センター分けしてピアスとか、ドチャクソの今どきイケメンじゃん!!あ、これ俺、最初から勝てるわけなかったんだ…


「お兄、なんか魂抜けとるような顔してぼーっと突っ立ってるけど、通路やから、邪魔なるからはよ行くで。」


胡桃が気を利かせてくれたのか、突っ立ってる俺に声をかけてくれた。


「えっとー…胡桃?今から店変えるって…アリ?」


「ナシよりのナシ、外暑いし。折角席にも案内されて、今からお昼ご飯食べれるのに、なんでわざわざ今から店変えなきゃいけないの?」


まあ普通そうですよねーーー。


「あ、あぁ、そうだな。じゃあ、い、行こうか。」


もう、なんか生きてる心地がしない中、俺は胡桃を追うように奥の席に向かう。


・・・着いちゃったねぇ〜。座席。


なるべく気づかれないように…音を立てないように…恐る恐る椅子を引く。


「お兄……何をそんなにオドオドしとんのよ。」


「あ、あぁ、ちょ、ちょっとな!あの〜あれだよ!あれ!音立てずに椅子を引く、あの、そういうマナーを極めようと思っててさ!アハハ!アハハハ!!」


もうとりあえず誤魔化す。誤魔化させてぇ!もう俺の傷口に誰一人として、グーパンでえぐり込んで来ないでぇ!


「あ〜!!やっぱりでしたか!」


おぉう…?今の声は、胡桃の声でもないし、なんなら胡桃の座ってる座席の真反対、もう180度向こう側から聞こえたけど〜?んで、多分だけど今、席立ったよね〜?そんな音したよ〜?んで、他人の空似には限界があるくらい声も同じなんだけど〜〜??


「お兄、なんかこっち見られとるけど、反応しやんくていいん?」


「あ、あーあれだ、それはこちら側を見ているかもしれないってだけで、もしかしたら俺たちの席より向こう側に座ってる人たちに対して言っているのかもしれない。もしそうだったら、あれだろ?何の面識もない俺たちが反応しても、なんか、気まずいだろうし、申し訳無いだろ??」


もうお兄ちゃんは妹に対して必死の弁解だよ。とりあえず俺はこの状況だけ乗り切れれば本当にそれだけで良いんです!神よ!もし神の存在が真に存在するのであれば!後日のことは割とどういびられようが、傷をえぐられようが!辛いけど構いません!だから!だからせめて!!このキツキツの状況だけ!今だけ!どうにかしてください!!マジでぇぇ!!


「んー、なんかそういうのとは違う気がするんやけど…」


胡桃が勘づき始めた。地獄のジェットコースターが出発の準備してるってぇ!安全バー下がろうとしてるぅぅ!降りますぅ!俺降りますからぁ!!


「石本さんですよね?昨日は焼肉ご馳走さまでした!!」


あああああああああああああ!!!


ジェットコースター安全バー固定されたァァ!!

これもう絶対昨日俺から告ったけど振られちゃった同僚の松谷だよねぇ!?!?

この固定された安全バー、俺に対して安全の欠片もないくらい俺の心の傷にメリメリ押し込みに来るけどぉぉ!!もうそこぉ!最新の傷ぅぅ!!胸に9つの傷を持つ俺の、9つ目の傷ぅぅ!!!


「あ、あぁ、もしかして…その声は…松谷かな?多分…そうだよね?」


もうほんっとに、最終確認、この確認完了したらジェットコースター出発しちゃうよ〜?松谷それでもいいの〜?あの恐怖の高速マシンに乗っちゃっていいの〜??


「もう!やですね〜石本さん!同僚の松谷で合ってますよ〜!そんなに疑うなんて、昨日私以外の誰かと焼肉なんて行く時間ないと思うんですけど〜、もしかして、行ったんです??」


はい出発進行〜!もうこの地獄へのジェットコースター止まらないよ〜?留まるところを知らないよ〜?もう地獄の底なんて突き抜けて行っちゃうレベルで加速なうだよ〜?


「いやいや、その後居酒屋で一人で飲みはしたけど、焼肉なんてそんなにホイホイは行かないし、そんな時間から誰も誘えないよ。」


これは、まぎれもない、ただの事実だ。

んで胡桃のオーラ今回はめちゃめちゃ黒い…。もう怖い。連チャン中のラ○ウより怖い…。頼む。胡桃よ。何も探るな。可能なら察してくれ。もし察してくれたならもう早く食べて帰ろう…。


「ですよね〜!良かったぁ〜!まさか昨日の今日で連日で石本さんに会えるなんて〜!私ツイてますね〜!!えへへ」


松谷、なんか俺を振った割にめちゃめちゃ笑顔で気さくにくるけど、もう何もしないで…特に今、妹いるからぁ!もう、これ以上何も、何もしないでぇ!んでもって、何も起きないでくれぇ!!俺の心の傷がぁ!!


「お兄、この人誰なん?」


おおおおおい!!!だから探るなってえええええ!!!

頼むよもおおおう!!なんか胡桃の顔の額からピキピキみたいな効果音が脳に直接聞こえるしいいい!!もーーうやめてくれええええ!!


「あ、え、えっとー、この人は、同ry」

「こんにちは!石本さんの妹さん!かな?石本さんの同僚の松谷 亜季って言います!よろしくね!」


ああああもおおおおう加速ぅぅ!!


「えっと、あきさん?は昨日お兄と焼肉行ったんですか?」


胡桃ぃぃ!!!探るなぁぁぁ!!!もう止まらなぁぁぁい!!


「はい!そうなんです!石本さん昨日仕事終わりに私を焼肉に誘ってくださって!……あ!折角なんで、この後石本さんと妹さん、お時間あるならこの後一緒にゆっくりお話ししたいので、良かったらこの辺りで遊びませんか!?」


oh…まじか…胡桃は観光で来てるし…終わった…これは振られた相手と同行ルート確った…松谷は気配りができるやつだが、振られたばっかりの俺のケアまでするとか…振ったの君だからね!?気配りできるなら話しかけないよね!?胡桃はOKするだろうからなぁ…終わったなぁ…


「胡桃、どうすr」

「嫌です。断固としてお断りさせていただきます。」


・・・お?胡桃?俺は嬉しいけど、おま、それでいいの??おん??


「えー?どうしてですか〜?妹さん、私のこともしかして苦手ですか〜?」


「ええ、とっても苦手ですね!!お兄をたぶらかして、たぶらかしてたぶらかした挙げ句、昨日焼肉いったってことは、多分お兄に告られたんでしょ?それであなた、振ったんですよね?それで昨日の今日ですよね?なんで何事もなかったかのように平然とまたたぶらかそうなんて気持ち悪い行為をしに来るんですか?確かにうちのお兄はアホやけど、そんな尻軽女に金をホイホイ貢ぐほどはアホとちゃうんです。もっと違う男引っ掛けた方が良いと思いますよ。あなたみたいな人はうちのお兄の半径100km以内に近づかないでください。汚れるんで。」


おおう…胡桃……言うこと言うじゃないか…ちょっと見直したぞ…お兄ちゃんのパートナーをそんなにも一生懸命に選んでくれる姿勢、お兄ちゃん泣いちゃうよマジで。

ん?てか今サラッとこの妹、俺が振られた事実を察した上で確認してたよね?あれ…?これ、俺、実質の…公開処刑?

んで松谷と同じテーブルに座ってるイケメンは牛丼も完食してて、ずっとスマホ触っててまず会話にすら参入しない!?いや、俺としては全然楽だから良いんだけど、彼氏なんじゃないの!?彼女がこれだけ言われて動じないの!?それはそれでやばくない?


「あぁ〜、そんなにも私のこと嫌ってらっしゃる〜…。チッ…。ふぅ〜。……おいクソチビ、おいそこの石本さんの妹のクソチビ、お前の名前なんや?言うてみいよ?はよ言うてみい?」


…ん???あれぇー?なんか松谷スイッチ入っちゃったの〜?あんな松谷は会社は勿論飲み会とか食事とかでも一切見たことないよぉ〜?あ、そういう系なの〜?おお〜…これはびびるわぁ〜…。


「……っ!!」


いや〜…やっぱり胡桃びびってるよねぇ〜?だって兄であるこの俺も今ちょっとだけびびってるも〜ん。あの、ちょっとほんとに、びっくりは、してるよぉ〜?


「ほらほら、言うてみいよ、えぇ?名乗ることもでけへん根性なしはなんも口挟むなや?会話の邪魔や?わかるかぁ?おおん?」


松谷こっえぇ〜…これは……あかんてぇ…胡桃泣いちゃうってぇ……


「………ぐっ……」


ちょっとまじで怯えすぎて声になってないけどもう泣きそうじゃぁん…おぉぉい…

もう言うしかないじゃあん…。


「いや、松谷すまん、ここら辺でやめてもらえないか。胡桃も、もうバチバチにビビり散らかして、もうなんか、見てられないくらい…きつそうだから…もう、ここでこの話、終わってやってくれないか?」


俺がそう提案すると、松谷はハッと我に返ったような表情をしてから、焦るように口を開いた。


「あっ!あっあっあっ!あのっ!石本さん!すみません!!なんか!変なとこ見せちゃって、ほんっとにすみません!胡桃ちゃんも、ごめんね!私、普段はこう、丁寧を心がけてるんだけど、不意にパニックになると、癖でああなっちゃうの…ほんっとにごめんね!お詫びに何か奢るから!!」


えー……癖であれは…この世に生息する多数の一般男性が怯えちゃうよぉ?できれば告白する前に知りたかったかなぁ…。振られてるからあんまり関係ないけど。


「あっ、えっ、えっと、その、はい。うちも、言い過ぎ…ました…。すみません…。」


まあ結果的に、どうにかは、なったかな…俺の傷を除いて。

あぁ、胸の9つ目の傷が疼くぜ…


「・・・そんじゃ俺たちも、ぱぱっと牛丼食うか!このまま居座っちゃうのも店に申し訳ないしな!」


「あ、うん、そうだね、お兄。頼もう。」


ぱぱっと俺のおすすめ牛丼を胡桃のサイズも聞いて、2つ選んで注文した。


まあ胡桃はこの一件で落ち込んじゃったから、これ食ったら家まで連れて帰ってゆっくりさせるか。


「姉ちゃん。俺もう次の授業始まるから行くよ。」


おぉう…!今まで一言も喋らなかった松谷のイケメン彼氏が急に声出すからびっくりしたぁ…。


ん?姉ちゃん?


「あぁ太一!私の恋愛相談なんかに乗ってもらってごめんね!またいつでも奢るから、お金無かったらいつでも言いなさいよ!」


「あー、クソだるいからなるべく奢られるのはないようにするー。姉ちゃんこそなんのことか知らんけど頑張れー。」


そう言うと、太一と呼ばれていたセンター分けイケメンは牛丼屋を後にした。


「えっとー、松谷?あの細身のイケメンは、彼氏とかではないの?」


別に答えがなんであろうと今更ダメージはないが、単純に気になったので尋ねた。


「あぁ!あれですか!あれは違いますよ〜!あれは近くの大学に通ってるって理由で実家からうちに転がり込んで住み着いてる弟の太一です!お金ないときはこうやっていつもお昼ご飯奢ってるんですよ〜!」


なるほどな。つまりあれか、ただの姉弟で、ただ単にどっちも顔が美形ってことか…。

つまり美人一家!!!!!おおう!!なるほどなぁ!なんか!合点がいった!!


「おまたせしました〜こちらアルテマ牛丼のヒート2つです〜。ごゆっくりどうぞ〜。」


お、そうこうしてる内に来たぞ!俺が追い求めた究極の丼!アルテマ牛丼ヒート!


牛丼といえば米の上に牛肉が乗っているのはマストとして、このアルテマ牛丼のヒート!その究極ポイントは多数に渡る!


まず、乗っている具材!シンプルな玉ねぎと牛肉、そしてバランスよく乗っている唐辛子!


更に万遍なく振りかけられた粉末状の唐辛子と丁寧に塗られたコチュジャンの奇跡の組みあわせ!


アルテマ牛丼というのは、基本名であって、その発展型、流派は無限大!

その無限大にも渡る膨大な数のアルテマ牛丼シリーズの中でも、俺が一番好きなのが、このアルテマ牛丼ヒート!

この程よい辛さが胸にある9つの傷に染み渡って効くんだ…!これを食べている間は、過去の失恋なんて忘れ去ることができる…!


「お兄、これ辛そう。」


おっ!来た来たアルテマ牛丼ヒートを初見で食べる人の食べる前の第一声あるあるナンバーワン語録!!


「胡桃、確かに辛そうに見えるのはわかる。だが、一度食べてみるんだ。実際そんなには辛くない。しかぁし!一口食べればもう胡桃もこのアルテマ牛丼ヒートのヒートスパイラルからは抜け出せなくなり、永遠に口がこれを求め続けることになる!お前にその覚悟ができているなら!存分に食えっ!!」

「はーいいただきまーす。」


あれー??割とアルテマ牛丼ヒート語録の返しとしては当然の返しをしたのにー?めっちゃあっさり食べ始めてる〜?覚悟もなんもなさそうだけどハマったらやばいよー?

…まあ、俺のも来てるし、食わないと冷めるからな、食おう。


「俺もいただくとするか!アルテマヒート!いただきます!」


これはなぁ、一口目、一口目の味わいがなんともたまらないんだっ!!一口目以降はもう止められない。だからこの一口目をいかにして味わうか、それがこの究極の牛丼に対する、ファンとしての最低限のマナーだ!


さあ、今日は久しぶりに食べるからな。新境地を開拓する。ということで、いつもは牛丼の器の端からちょっとずつ平らげて行くが、今回はど真ん中から潔く、がっつり行ってひと思いに食べてやろう。恐らくこのメガサイズ、この食べ方だと、以前までの丁寧な食べ方に比べて5分早く食べ終わることができる!よし!記録を更新してやる!


さて、スマホのストップウォッチを起動…と


「お兄、食べやんの?」


「んー?お兄ちゃんはなぁ、今からストップウォッチで時間を測って食べるんだよ〜。今日は新境地を開拓するということで、早食いの記録更新に臨もうと思うんだ。」


「……あ〜、そう。とりあえずうちはもう食べ終わったから、早よ食べてや〜。」


……ん?え?あ?……え?


「胡桃?並とは言え、もう食べたのか?」


「うん。お兄の言う通り、思ったよりは辛くなくて、美味しくて秒で胃に溶けた。」


逸材だ…。

そして胡桃はこの丼の良さをしっかり理解したのだ。ならば胡桃の兄であり!アルテマ牛丼ヒートの往年のファンであるこの俺が!メガサイズをゆっくり食べるわけにはいかないだろう!!


「任せろ。ここからはお兄ちゃんのターンだ。」


ーーー3分後


「ごちそうさまでした。ふぅ、バチ美味え。」


「お兄、え?お兄、ダ○ソンの掃除機かなんか?」


確かに新境地を開拓した結果、完食スピードが5分どころか、5分32秒も縮まった。これはアルテマ牛丼ヒートを食べ続けた俺の11年間の中でも最短の時短であり、3分28秒は過去最速タイムでもある。

……素晴らしい。なんて有意義な時間だったのだろうか。俺はこの日をアルテマヒート革命の日と名付けたい。もう完全にこんなの記念日だ。


「石本さん、すごいかっこいい食べっぷりでした!!」


…え?松谷、まだいたの?


「あ、まだいたんだな、松谷。予定とかあったりとかしないのか?大丈夫なのか?」


「ええ!大丈夫ですよ!私この後次の仕事の日までフリーなんで!!」


え?なんなら暇なの?


「お兄、食べ終わったんやったらもういこ。今日はありがとう。一回お兄ん家に帰りたいな。」


「ああ、まあ今日は暑かったし、歩いたしな〜。帰るか!」


よし、松谷は松谷でなんとかするだろう。自分が振った男となんて顔を合わせ続けることですら辛いだろうし。


「あ、あの!」


「ん?どうした松谷。」


あれかなー?松谷のことだから月曜からも会社頑張りましょう的な気遣いある一言かなー?


「石本さん…その、明日なんですけどっ、お互いに仕事が休みなんで、パーッと遊びに行きませんか!?」


はいーーー????

どういうことーーー???

行動も言葉の裏も読めないよーーー???


…いや、俺は行っても良いんだけど、寧ろ俺なんかが行ってもいいの?って感じなんだけど、君はいいの?君自身がごめんなさいって振ったこんなダッサイ惨めな24歳のおじさん入りかけの男を遊びに誘って、君のメンタルは大丈夫なの〜?


「あの、やっぱり…ダメ…ですかね?」


いや〜ダメではないんだけど、大丈夫〜?


「ああ、まあいいけど、忘れるかもしれないから、後でどこ行きたいとか、諸々早めに連絡しといてくれたら。まあ、多分行けると…思うよ。」


そう言うと、松谷の顔はやたら明るくなった。いやだからなんで?


「わかりましたー!すぐ連絡しますねー!」


俺は返事こそはしなかったものの、振り向かずに手だけ振った。だって、もう、ねぇ、自信とかはないけど、ただただ読めなくて怖いもん!


よし、店出よ。もう出よ。


「お兄、あかん。待って」


え?今度は何?胡桃までどうしたの?え?もうお兄ちゃん何もわかんないよ?


「どうした?」


「お兄、会計しないと、食い逃げになるよ。」


あっ………それはそう。


ちゃんと会計をして、店を後にした。

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