第5話女子高生

地下鉄に乗った。近隣の高校生達が、どっと乗り寄せる。

僕は、面接帰りで疲れていたが、女子高生の話し声が喧しい。

ふと、頭を上げると女子高生のスカートの丈が短い。

他の女子高生もうち太股をアピールするかのごとく、スカート丈が短い。

学校は問題視しないの?

僕はチラリと太股を見ただけで、目を閉じた。

じっと見つめていると、変態扱いされる。

デブのスーツを着ていた僕は、息子が居る。

だから、DTだと思われたくない。

現に17歳で童貞を卒業したのだから。

僕の体型は、『スラムダンク』の、安西先生を思い浮かべたら良いと思う。

大学生はまだ、大人に成りきれないガキだが、高校生は幼児である。

マナーもへったくれもない。

狭い車両でリュックを背負い、最寄り駅で降りる際に苦労した。

僕は改札口まで、エレベーターをよく利用するが、右足が痛むのだからしょうがないが、高校生が走ってエレベーターに向かい、五六人でエレベーターに乗るのはマナー違反だ。

最近の高校生のモラルの低下を危惧している。

例え、おめえらのパンツが見えようが、僕は興奮しない。

当然だが、ションベン臭いガキらは、それを自覚していないのだから、困ったものだ。


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