登場人物一覧 その1

雨字貞彦あめじ さだひこ

 今作の主人公。ある日、目覚めると貧乏神になっていた。ぼさぼさ髪の眼鏡の冴えない少年で、自己肯定感の低さから他者を優先しすぎる悪癖がある。高校一年生。神さまをやめたいがやめ方がわからない。

 雨字家の役目は神さまがいなくなったとき、代理として神となること。代々、貧乏神と同じ「貞彦」の名を継承している。サダヒコはそのことを知らなかった。


神宮みい子じんぐう みいこ

 巫女。白磁の肌に漆黒のロングを後ろで一本束ねて垂らしている女の子。主人公が神さまになった日、勝手に家へ上がり込んで住み着いた。主人公と同じ高校一年生だが別クラス。貧乏神となって日の浅いサダヒコを巫女として支えている。料理が得意。


 猫坂ねこさか まめ

 幼馴染。ブロンドの短髪で身長が低く常に上目遣いの少女。こどもっぽさが抜けない。高校一年生で主人公とは別クラス。人当たりの良さから男子から人気があるが、彼らはまめとサダヒコが付き合ってると勘違いしている節がある。サダヒコはとばっちりを何度も受けてきたので高校になってからは距離を置いている。


 晴川 香織はるかわ かおり

 クラスの委員長。赤みのある茶髪をおさげにまとめた少女。髪質のせいでときおりギャルと勘違いされる。だが実際には真面目の塊。スカートは膝下三センチ。釣り目のせいでいつも怒っているように見える。主人公がちょくちょくやらかすのでその尻拭いをしてくれている。主人公の良き理解者。


 雨字 紗月あめじ さつき

 主人公サダヒコの妹。委員長をカオリお姉さまと呼び、憧れてギャルをやっている。独学のためいろいろおかしい。そもそも委員長がギャルではないので根底から間違えている。中学三年生。委員長と兄と結婚させて委員長に自分の血の引いた赤ちゃんを産んで欲しいという倒錯した思考の持ち主。だがサダヒコには過保護なほどかわいがられている。サダヒコにはサツキを甘やかしている自覚はない。

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