第42話 オルコット伯爵との面会
🖼 オルコット伯爵との面会
定期連絡船に乗り込んで、ノーザン帝都の港を出て、オランド大公の所に寄って、一応の、事情説明をして、詳細は、ケンシローから大公にされることになり、預けてあった馬車に乗り込んで、オリバー王都の伯爵邸へ戻ってきた。
何か?帰ってこれた?って感じだな。
まあ、今回は、お城でセリーヌが襲われた、ってのもあるしね、僕の護衛依頼外のことだけどね・・・
まあ、一日、王都で過ごして、オルコット伯爵邸まで、無事、戻ってきたよ。
執事さんに、護衛依頼書にサインを貰って、「ありがとうございました」って、サヨナラして、隠れたところで、「隠密」して、シズカ別荘まで「転移」して帰ってきた。ああ、やっぱ、ここが良いな。
実は、先日、「連絡箱」に手紙が入って、「転送」して見てたんだけど、アンジーからで、依頼をいっしょに!って誘いだったな、まあそのまま放置していたよ。どうせ、ガントさんあたりから、ここの場所を聞き出したんだろうから、僕が依頼中で、不在って解ってるだろうしね。
少し休んでから、ギルドへ顔も出すから、食堂でも覗いてみれば、居るんだろうな。
居間で、ララと、「お疲れさま会」?として、メロンを食べているけど、本当に、最近は、絶対に肉!を食べたいとは思わなくなってきたな、歳なのか?
「鑑定」してみる、
>レベル 900 魔力 1300
また上がっているよ・・これ、普通、人間ではあり会えないレベルだよな?
確かに、並列思考、遠隔での監視、マッピング、転送、空間把握、気配察知などなど、使う時に、なんか効率良いし、良い感じだな〜って感じはあったんだけどね。
夕方、ガントさんに面会して、依頼達成報告をしたら、今夜は、伯爵邸で、晩餐会だそうで、僕も出席だと言うので了解して、まだ時間もあったので掲示板を何となくみていたら、やっぱり、現れたよ、アンジーだね、気配がピリピリ来てたから。
食堂に連れ込まれたが、居たよ、「癒しの風」の連中も、何だ?アンジーはこいつらの面倒を見ているのか? どうやら、メンバー個々も、Cランクに昇格できたようだよ、それなりにレベルも上がったんだろうな。
どうやら、今度、鉱山ダンジョンで、稼ぎたいらしいのだが、なんというか、手伝いというか、護衛というか・・そんなのを僕にやって欲しいんだってさ。
別に良いけどね、確か、あそこの深いところは、かなり危険だけど、平気かな?って思っていたら、浅いところで、金や銀を採集したいらしいよ、ならOKかな?
まあ、その前に、晩餐会だよ、着替えは?良いよな普通ので、このまま行こう。いつも、商人風だしな・・・
解ってはいたけどね、いろいろ、お礼を言われたけど、そんな身分でも無いから、止めて欲しいよ。単なる平民の護衛だよ? セリーヌなんか、この前より更に腰が低いっていうか・・
カナデが寄って来て、「メダルの秘密を知ったからだよ」って小声で教えてくれたが、まあ、あれは、護衛の一貫ということで、って、伯爵には説明しておいたよ。
どこかの遺跡で見つけたもので、こういう風に役にたててよかったです、ってね。
だから、差し上げたものですから壊れたのも気にしないで下さい、って、付け加えておいたよ。
まあ、そんなことで、いろいろ事情説明しながら、道中は極めて無事でしたよ、ってことで会議はお開きで、食後に、報酬を頂いた。
いつものように? 金貨500枚入の袋が、今回は2個あるな? どうやら一個は、セリーヌのコインの分、ということだ。
その後は、また、伯爵様に呼ばれて個室へ。
尋問じゃあないけど、情報のすり合わせですね。
まあ、ほとんどはカナデから報告されているはずなので、できるだけ、それに合うように話をしていた、これ結構、難しいな、しかもこの伯爵は、「真偽判定」持ちだよ・・・でも、きっと僕には通用しないと思うけど。
なんとか、説明も終わったら、
「ヒロシ、お前、「転移」できるな?」ってもう、直球ですね・・・「はい」としか答えようが無いよ。
「やはりな・・・イヤ、何かを責めることとかは何も無いのだ、・・そうか、いつも、ありがとう」って、まあ、叱られることはなかったが、秘密が一つバレたな、いつかは・・って思ってはいたけどね。
あとは、あのメダルは、あれは?って問うてくるので、詳しく説明しておいたよ。
『名前は、「妖精の加護」メダル、効果は、「絶対防御」と「毒無効」、いざって時に、持ち主を守る』
それで、話を聞く限りでは、恐らく、王子のナイフがたまたまポケットの中のコインに触れた瞬間に、「絶対防御」が起動したと思われる。もともとコインに触れなくても、防御は発動するので、問題は無かったはずだけど、たまたま先にコインに触れてしまった結果ですね、ってね。
それを聞いた伯爵が、何と!僕に頭を下げている。イヤイヤ、そんなんじゃないですから、って、とにかく普通にしてもらったよ。
確かに命を守った、という結果ですけど、それも、「護衛」ですから。
思い切って、提案してみた、
「瞬間転移の指輪」があるんですが、カナデにどうですか?ってね、とにかく見えている範囲に転移できますから、移動に便利かと・・・
「それは?どこで?」っていうから、まあ、ノ・ホークの会長から没収したものですよ、って答えたら、ちょっと待てって、部屋を出て行って、袋を2個持って入ってきた。どうやら、金貨1000枚で買ってくれるというので、ありがたく、頂いておいた。
* 「瞬間転移の指輪」一個 売却 金貨1000枚
最後に伯爵にお願いしておいたよ、「いろいろ、秘密でお願いします!」ってね。
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