もふもふだらけの異世界に転生したら、俺のワキガは最強フェロモンでした〜もふもふハーレムパラダイス〜

水間ノボル@『序盤でボコられるクズ悪役貴

第1話 ワキガ男、もふもふの世界へ転生

「ごめんなさい。わたし、ワキガの人は無理なんです!」


振られたデートの帰り道で、トラックが俺に突っ込んできた。

 トラックに轢き殺される俺は、脇田健(わきだけん)と言う男。年齢は30。彼女いない=年齢の、平凡なサラリーマンだ。

 今度こそ行けると思ったが、またワキガのせいで振られた。

 せめて、ワキガを愛してくれる女の子に出会って死にたかった……。



 ◇◇◇


 うーん……。

 ここはどこだ?

 森……?

 森で俺は目を覚ました。

 見たこともないでかい木に囲まれている。

 頭を打ったらしく、まだ意識が朦朧としている。

 うん?

 柔らかくて暖かいものが俺の上に乗っている。


「はあああええああらああえええん!」


「うわあああ!」


顔を生暖かくてベチャベチャしたもので触られる。


 これっていったい?

 赤くて長い——舌!

 女の子が俺に馬乗りになって、俺の顔を舐め回していた。

 しかも、頭に猫みたいな耳がついてる!

 コスプレ?ここはコミケの会場か?


「はああえうううんん……」


「うひぃぃ!」


戸惑う俺のことなんてお構いなしに、猫耳の女の子は俺の顔をねっとりと舐める。

 俺の顔は女の子の唾液塗れだ。

 ちょっと酸っぱい匂いがする。

 

「や、やめてください!」


俺は猫耳の女の子を突き出した。


「ひぁう!」


猫耳の女の子は地面に倒れた。

 もふもふした毛に覆われた耳がピクピク動いている。お尻からキツネのような長い尻尾が出てる。

 かなり気合の入ったコスプレだ。まるで本物みたいだぜ。 

 それよりもヤバいのは、この子が裸だってことだ。

 たわわに実った大きな胸と、よく弾む丸いお尻。

 エロゲでも見たことないぞ。


「はあ……はあ……」


 息を切らしながら、血走った目で俺を見つめている。

 まるで俺が抜いている時みたいじゃないか。


「ひゃうううう!」


突進してきた!

 本能的にヤバいと感じた俺は、全力で逃げ出した。 

 マジで意味わかんねえよ!

 しかし、すぐ追いつかれた。

 学生時代陸上部だった俺は、足の速さには自信があった。

 まさか女の子にすぐ追いつかれるとは。


「ひぁうううんんええええん!」


猫耳の女の子は俺をすごい力で地面に押し倒す。

 必死で抵抗するが、相手の力が強すぎてまったく押し返せない。


 ビリビリビリ!


 俺の服を鋭い爪で引き裂いた。 

 上も下も無惨に剥ぎ取られた俺は、生まれたままの姿になる。

 

「ふふーううん」


 ご馳走様前にした犬みたいに、舌なめずりしている。

 その視線の先には、俺の息子が!

 猫耳の女の子は鼻先を俺の息子にピッタリくっつけて、クンカクンカする。

 

「ひぁああひゃああ♡」


そんなにいい匂いなのか?俺の息子!

 

 あーんと大きく開けた。

 涎がたっぷりと俺の息子に滴り落ちる。

 ヤバい!食われる!

 

 







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