第93話 アニメ(「着〇恋」3)

 ギャル語をね、もうちょっと勉強しようとそれだけだったんです。

 それがまさか、アニメにまではまるとは。

 おそるべし。アニメの完成度。


 原作の再現度が高い!

 なるほど、アニメも人気になるわけです。

 アニメでは出来ないことあったり(ラブホで撮影回が出来るのは深夜アニメだからこそでしょうけど)、ワンクールで収めないといけないので削ったエピソードやキャラクターもあったりしましたが満足の出来栄えでした。


 ハッ!!


 このままではまた好き好きレビューだけになってしまう。


 本題。


 アニメでも「着〇恋」にどっぷりはまったのはギャル語を知るため。


 漫画ではイントネーション分からない、文字ではなく口に出した時の、耳に入った時のギャル語はどんなものなのか、それを知れたのでアニメは良かったです。

 案外、違和感ないなとうなずきました。

 それを発見できたのは声優さんの演技力のたまものです。すごい! アンド、感謝!!


 アニメ観ながら漫画も見て、さらにアニメのあとに漫画をまた何度も。


 近況でちょっとやり取りもしましたけど、ギャルの取材は出来ない。

 中高生に知り合いいませんし、まして女子高に潜入なんて出来るわけがない。

 それ以前に、取材といってもさてどうするか? 友達同士で楽しくしゃべっている、普通の会話こそ必要なんです。そのときにどんな口調になるのかが知りたいので。

 そう考えると、かえって漫画やアニメのほうが有意義。疑似体験させてもらえますから。


「こんな話し方しねえわ」


 って、思われたら、そこでもう敬遠されますしね。

 そうならないように。


 でも、ギャル語だけでもダメなんでしょう。


 「着〇恋」でも、五条君は丁寧語でギャル語もオタ語も知らない。

 喜多川さんはオタギャルなんで、ギャル語よりむしろオタ語のほうが多いと気付きましたけど。

 ジュジュさまはお嬢様女子高の方なんで、語尾が「わ」となる古風な女子、ツンデレ口調。

 みんながみんなギャル語だの若者言葉だのではそれこそ読み手を選びます。疲れます。


 口調がきつく見えるということ。

 これも気付きましたけど、関西のそれとおんなじ。

 関西だと「ごっつ」とか「きっつ」とかなんですけど、それが関東では「クッソ」とかになる。「めっちゃ」は関西の方言ですけどね、もともと。


「かわたん」

「つらたん」

「ぴえん」


 こういうのはかわいくていいですよね。


「~なんですけど」


 みたいのも。


 かわいいのは使いたい。

 でも、「ヤバイ」「ガチ」はきついかな?


 ギャル語の勉強だけです、今回は。

 もっと言えばギャルの生態研究、的な?


 だから「着〇恋」にはまったとはいっても、そういう物語にはならない。

 期待しないでください。

 きっと1割どころか、1%も生かされない。


 それでもどこかで生きてくるんです。

 五条君もおじいちゃんに言われていましたけど。


 いろんな勉強、研究しておけば、それが積み重なって何かに結実する。


 そんなどうでもいい話。

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