第47話 説明文の羅列

 創作の体験談に戻ります。


 辞書の話もそれといえばそれなんですが、自分のなかでは。

 私としては、自由にいろいろ自分の「創作経験」「執筆過程」を話せる場として「どうでも」を設けていますので、思いつくまま、あっちこっちに話がいっても当然との思いあります。わがままにお付き合いただければ幸いです。


 さて。


 私が失敗しがちなこと。


「説明文で話を進めてしまう」


 これをやってしまうと、文字数もページ数も圧迫されます。


 ラノベの書き方でよく言われるのが「設定はいらない」ですが、それと同じようなものです。

 ような、どころか、同じかな?


「カクヨム」様とか、他の投稿サイトや自ブログで作品投稿する時は規定なんてないですからあまり意識しないでしょう。しかし、コンテストで文字数やページ数に規定があるばあい、説明文で主たる物語が押しつぶされるのはかなりマイナスです。


 選評に「何を見せようとしているのか分からない」とあった時もありました。

 振りむけば結局、説明文の羅列でキャラクターでも物語でも魅せきれなかったのでしょう。


 ここ「カクヨム」様に来て、皆さんの作品を拝見させていただき、改めてそれは感じております。


 おもしろい作品は、説明文がほとんどない!


 物語の中にそれは溶け込んでいて、キャラクターの会話や動きで示されている。

 読者が混乱しない程度の「さわり(要点)」を散りばめて、徐々に世界の深みへと読者を誘っている。


 あるいは、説明文や設定そのものが物語となっていて、それをあらわすことがつまり、物語として成り立っている。


 構成や設定は綿密に組まれているんですよね、そういう作品こそ。

 だからこそ、徐々に、徐々に明かされるでも、物語が破たんしない。

 説明文にキャラクターも物語も負けない。


 なるほどなあ。


 勉強、させてもらっています、「カクヨム」様では。


 独自の世界観?

 説明文の羅列で自己満足に陥るのはダメダメ!


 そんなどうでもいい話。

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