第3話 なぜ
「・・えーーと、今何て言った??」
この陰キャ、超絶コミュ障の私に告白だと・・・?
しかも、このキラキライケメンボーイから・・・
・・・。
あー明日、雨?雷??ゲリラ豪雨???大災害????
コイツナイニイッチャテンノ?
「あ、えーとすみません。おれ白 和真(つくも かずま)っていいます。白って書いてつくもっていいます。」
私の心情を察したように、自己紹介を始めたつくもくんだったが、私が聞きたいのはそいういことじゃない。
今の状況を5W1Hで説明しよう。
When『いつ』・・・放課後
Where『どこで』・・・階段
Who『だれが』・・・つくもくん
What『何を』・・・私に告白を
Why『なぜ』・・・しらん
How『どのように』・・・分からん
私の中で情報を整理してみた結果こんな感じ。
私が知りたいのは『Why』だ。
そう、なぜ私に告白したのか、だ。
とは言っても検討はついている。
〈フラグ回収〉のスキルで、私が超絶美少女になったからだ。
まぁ顔で判断して近寄って来る男への返答なんて決まっている。
もちろん
「私はあなたとは付き合えません。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます