空の色は

 すっかり秋めいてきました。

 ここ数日は、空気もよく乾いて、お散歩が気持ち良い天気です。

 天高く馬肥ゆる秋。

 食欲の方は年中ということでおいておくとして、秋と言えばやっぱり空を見上げたくなります。


 青い青い空、透けるような。 快晴の空は美しいものですね。吸い込まれそうになります。

 羊雲が空を渡っているのもよし。あの雲は、なんだかもこもことして可愛らしいです。

 雲がたなびいているのも、水彩画みたいできれい。


 そして、秋は夕暮れも印象的です。つるべおとしと表される通りに、短い時間ですが……。青、紺、薄青、朱、橙。色のグラデーションの移り変わりを楽しむ瞬間はとても楽しみです。

 やがて空は濃紺に染まり、一番星が光り輝くまで、あっという間。秋の夜空はなんだか物寂しいです。


 もちろん空の魅力は四季折々、様々な時間帯とシチュエーションにあるでしょう。日頃のふとした瞬間から、飛行機の窓から見る時、流星群の日なんて特別なひと幕まで。

 そういえば、地方と都市では空気の澄み具合が文字通り目に見えて違っていて、驚いたこともあります。


 故郷で暮らしていた時と違って、今は夜でもぼんやりと明るい空を見ています。あまり星が見えないのがことさら残念な気持ちになるのです。

 秋空を思いながら物思いにふける日でした。


https://kakuyomu.jp/users/yuyuki3/news/16817330648633397385

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