ラーメンだいすき夕雪さん
食欲の秋。
美味しいものがはかどりますね。
美味しいといえば、そろそろ気温が低い日が出てきて、熱いラーメンが美味しい季節になってきました。
夏も良いですが、私はやはりラーメンといえば冬にこそ楽しみたい気持ちです。
寒い中、はふはふと熱いラーメンをすすりあげ、つゆをズズっと飲んだときには、こたえられない嬉しさがあるものです。
醤油、味噌、塩、豚骨、魚介などなど……。
たくさんの味がありますね。
若い頃はラーメン激戦区にいたこともあり、あの店この店と食べ歩いたこともあります。
色んな店舗が興亡して、さながら戦国時代のようなイメージ。栄枯盛衰……人気店も不動ではなかったり、逆にあっという間に人気店にのぼりつめる店があったりすることも。もちろん今でも変わらず人気の店舗もあります。
私とラーメンの出会いは、片田舎の出前でした。
幼い頃、ごくたまのおひるに、家族がラーメンを出前で注文してくれるのです。
岡持ちに入れられて運ばれてくるラーメンは、シンプルな醤油ラーメンです。
海苔。メンマ。チャーシュー。なると。そして気持ちだけ伸びかげんの縮れ麺。
それを小さな取り皿に分けて食べさせてもらうのです。れんげの上に麺とスープを乗せて、ふうふうとよく吹いて冷ましてから食べました。
家の食べ物にはない、新鮮な気持ちを呼び起こさせてくれる素敵な食べ物でした。
ラーメンは昔の『中華そば』と呼ばれていた頃より値段も上がって、日本食としての地位も確立されたものとなっています。
そして今はもう出前をしてくれたあの店はありませんが、懐かしい風景はしっかり記憶に残っています。
だからか、私は今でもやっぱりラーメンが好きで、時々むしょうにラーメンが食べたくなってお店に足を運ぶのです。
当時の味と似ていても、違っても。
懐かしさと新しさ、両方を文字通り味わうことのできるラーメン。大好きです。
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