『やましんオープン』

『やましんオープン』

　『これは、ギャグ・フィクションです。』

　アナ

　『みなさん。こんにちはごき。さあ、いよいよ、やましんオープンの開催ごき。全国から、トップ・ゴキプロ、ごきアマが集まります。解説は、ゴキ・シュワさんでごき。』

　ゴキ・シュワさん(以下、シュワさん)

　『ども。こんごきな。』

　アナ

　『ごきな。さて、今回の注目は、なんでしょ、ごき。』

　シュワさん

　『なんせ、オーナーが入院不在なので、広い会場を、いかに、効率的に回るか。でごきな。』

　アナ

　『パワーが、いりごきな。』

　シュワさん

　『なんせ、ツーホール勝負でしごきな。最大の難関は、一階から二階に、いかに早く上がれるかですごきな。階段の片方は開放型コースごき。あっごき間に、転落しごき。しかも、やましんさんに、あとから分からないように、しっかり、後片づけまでが、勝負ごき。』

　アナ

　『審判員が、確認して回るごきな。今回のコースは、やましんさんち、全体でありごき。スタートは、台所。食卓や、椅子を抜けて、敷居をまたぎ、長い長い廊下を直進。いまや、迷宮となっている旧テレビの間で、 90度転回し、最大の居間に入り、さらに、玄関にまで出てホール・イン。玄関から第二廊下をすすみ、ここから、山登りとなりまごす。奈落の階段をすすみ、2階の踊り場で、ホール・イン。となってごき。やましんさんの部屋には、立ち入らないごき。なんの仕掛けがあるか分からないごき。

しゅわさん

　『まさにごき。あちこちに、『ごきさん、いらっしゃい』とかが、仕込まれている可能性が高いごき。』

　アナ

　『まさに、スリル満載ごき。さあ、まずは、新人ごき。ごき大学の２年生、ごきジョディ。今年の、学生大会の、覇者ごきごき。』

　シュワさん

　『なかなか、前足が強いごき。』

　アナ

　『さあ、第１打ごき。キャディは、妹さん。』

　しゅわさん

　『キンチョウ、ごきです。』

アナ

　『はい、打ちました。伸びる。あ、テーブルの下にぶつかりました。このあたりは、サルガッソーごき。第一コースは、25パー。』

しゅわさん

　『簡単そうで、そうではないごきな。やましんさんちのサルガッソーは、みな、慣れてますごきも、ボールを打ちながらとなると、まさに、異世界ごき。』

アナ

　『先には、奥さんのびーちゃんが展開している、洗濯もの地獄が待ってますしごきごき。さて、ジョディが苦労している間に、二番手は、若手クィーンの、ごきはなさんです。打ちました。お、うまく、テーブル下を抜けて向こう側に落下。しかし、ちょっと、行き過ぎた。ここから、敷居を越えなければなりません。』

しゅわさん

　『角度が高く、難しいねごきら。まさしく、敷居が高いごきん。』

アナ

　『情報によれば、ごきジョディが、さっそく、隠れていた、ちょっと古い『ごきさんいらっしゃい』に、ひっかかったようです。』

しゅわさん

　『まだ、若いのに、お気の毒ごき。』

アナ

　『いやいや、それが、この大会は、話が違うのごき。なんと、ごき軍団の救出隊が出まごき。しかし、足の１、２本は取れちゃうかもごき。』

しゅわさん

　『それは、致命的なごきな。』

アナ

　『まさに、地獄の大会と呼ばれる由縁ごき。あ、また、情報が入りごき。なになに。ごきなあ〰️〰️〰️〰️〰️❗　』

しゅわさん

　『どしたごき。』

アナ

　『なんと、ごきテロ組織『自滅のバイヤー』から、メッセージがきたごき。『玉の中に、超小型戦術核をまぜたごきき。お楽しみごき。』な、な。なんと。』

しゅわさん

　『そりゃ、はやく、中止しなごき。か。』

アナ

　『しかし、次の選手登場。昨年の世界チャンピオン、ごき金閣銀閣選手ごき。あ、このごきは、プレーが早い。打ちましごき。長い。低空を高速飛行ごき、あわ❗』

　あわれ、やましんちは、吹き飛んだのである。

　しかも、核物質が検出されたのだ。

　人類は、核の拡散と、小型化の脅威に、改めて気がついたが、誰の仕業か、さっぱり分からなかったのである。

　しかし、それ以降、あめ玉や、チョコレート、ぱん、ゴルフボール、さまざまな、ものに、超小型核玉が、紛れ込み、世界中に広がることになったのである。

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