第12話 異世界でも日本食は人気
午前九時半ごろには来たと思われる
お昼ご
それでも
良かった、帰れる。
「すっかり
「こちらこそ、
すみませんと頭を下げ合い、また下げ合い、ようやく
家に帰り、帰りがけに買ってきたさっぱりした
思ったより
ふうっと深い息を一つ
家からあまり遠くはないらしいので元々歩いて行くつもりだったが、朝からずっと
この町は
戦争がほとんどなくなり、
そこは麦などもよく取れ、
そんなわけでここは
それでも周りを
そんな異世界の
少し先に、
建物の上からはそれなりにチラチラ見えているのだが、上から下まで見えると、どこかで道を
その
それと同時に、
「最近来た転移者さん?
元気で明るい少女の声で、そう声をかけられた。
返事をする前に、彼女は私の
時々こっちを
ついて来ているか
いくつか角を曲がると、「着いたわ。ここよ。またね!」とあっという間に
お
そこは戦場だった。
いや、外に
入って左手が
その開放されたドアから見える光景が戦場なのだ。
「
私と代わって!」
会計を
その時、ちらっと
「日本人はみんな計算ができるって聞いているわ。できる?」
「
「三足す六足す四足す四足す三は……、九の十三の」
「二十です」
「
会計コーナーの反対の細長いカウンターからトレーを取って。
「おう、これで」
横にスライドしながら、
「
ちょうどですね。ありがとうございます」
うん、この
お金は日本円で十倍にはならないけれど、
「これでいくらになる?」
「この子に
こちらのお客さまは」
「こちら、
「お、おう。早いな」
「ありがとうございます」
「七枚っと」
「
「
「
「そうね、それでお願い」
「はい。ここ、
ええ、
料理
みんな
メニューは、パン以外はだいたい日本食でかためてあるっぽい。
メインが
バタバタしてたけど、
マーチャさんのお母さんであり
水分
幸いだったのは、
ご
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