第19話 mRNAワクチンの開発・製造・販売の実態(2)

mRNAワクチンの最初の目的だったガン治療は、今回の新型コロナウイルスのワクチン推進によって、ガン治療への応用が一気に進んだ。


アメリカ国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のファウチ所長が「ファイザーのワクチン候補は異例に高い有効性がある」とコメントしたり、モデルナも同様の結果を報告する可能性に言及したことで株価が上昇。


ファウチ博士は、アメリカ政府の新型コロナウイルス対策チームのキーマンだが、非営利団体「EcoHealth Alliance」を通じて資金提供した「武漢ウイルス研究所」で、ウイルスを操作して人間へ感染する潜在力・可能性を探る「機能獲得研究」が行われていることを知っていたのではないかということで、


情報自由法(FOIA)に基づいて正式に入手された電子メールが公開されたことで数々の偽証が暴かれて、疑惑を呼んでいる人物。


ファイザー社もモデルナ社もファウチ博士の偏ったコメントによって株価が急上昇したが、その同日のタイミングで、高騰後に自社株を売却していたというニュースがあった。


米製薬大手ファイザーのブーラ最高経営責任者(CEO)は、保有する自社株の売却で約560万ドル(約5億9000万円)を手にした。


新型コロナウイルスのワクチン期待で一部の製薬会社の株価が上昇しており、これら企業の幹部が保有株を売って利益を得る例が相次いでいる。


モデルナのバンセルCEOも今年、50万株余りを売却済み。 同社株は年初から4倍余り上昇した。


ワクチンが効果的で健康被害もほとんどないならば、更に株価も上昇していくと思われるので、慌てて自社株を売る訳はないはずだ。


もしかしてワクチンの本当の有効性を隠していたのが早々にバレるから、今を逃せば売り場はなくなるとでも思ったのだろうか?


ファイザー社のブーラCEOと言えば、インタビューの際に「あなたは未だワクチン接種していないと聞きました。いつ接種する予定ですか?」と聞かれた際に挙動不審になって


「まだ予定はしていません。私は59歳で健康で、最前線で働いていません。ですから、私のようなタイプは予防接種を受けることをお勧めしません。(中略) 取締役会メンバーの役員は誰も、彼らの年齢からワクチンは必要ありません。」というような返答をした。


その後、一応ワクチン接種は公開で行った様子。 (プラセボかどうかは別として)


なかなか打たないと言えば、国会議員たちもワクチン接種にかなり慎重だったが、2021年8月にようやく国会での職域接種が始まった。


国会議員の人数は、衆議院が465人で参議院が248人の計713人だが、予約したのは約100人ということで、接種率は14%という低さだった。


過去をさかのぼれば、2020/12/09に予防接種法が改訂された時に、「適用しないこととすることができるものとすること」という不自然な日本語が使われていたが、


これは簡単に言うと「有効性や安全性、その他の情報によっては、ワクチン接種しなくてもいい対象者を国会議員が自由に決められる」ということ。


有効性や安全性に問題があった場合は、国民全員がワクチン接種を適用しないことにすべきではないか?

「その他の情報」とは国民に知らされていない他の極秘情報などがあるのだろうか?


いずれにしても、mRNAワクチンの技術に関しては、革新的で素晴らしいものだと思っていることは確かだが、それは本来の目的だったガン治療などのもっと深刻な病気で活用するべきで、少なくとも変異の早いRNAウイルスに対してはベストな手段とは言えず、


日本のように超過死亡数がマイナスで例年よりも死亡者数が約2万人も少なくなるようなウイルスに対して、あまりにも偏った情報や印象操作によって恐怖心を煽ることでワクチンプロパガンダを推し進めて、


ワクチンの危険性を訴える者は全て言論を弾圧して陰謀論者に仕立て上げて、ワクチンによる集団免疫という現実世界では一度も達成したことがなく、先行でワクチン接種を進めた他の国でも全く達成できていない幻の目標を掲げて、


「みんなのために打とう」という綺麗事での洗脳活動が理論的に全く通用しなくなって、打つ・打たないの判断はあくまでも「自分のため」でしかない状況になったら、


「重症化して医療を逼迫させないように」という既に崩れかけの「重症化予防仮説」を頼りに、危うい正義感からの同調圧力が生み出されて、望んでもない分断を引き起こして、


ワクチン接種後の死亡については全て「因果関係は評価できない」で誤魔化され、ワクチン接種が進んでから明らかに超過死亡数が激増しているのを無視したまま、未曽有のワクチンパンデミックを引き起こすのは、最悪なやり方でしかない。


mRNAワクチンそのものが悪いというよりは、あくまでも新型コロナには向いていないのと、百歩譲って新型コロナに適用するにしても、今回の大問題作をそのまま使い続けるのは犯罪的。


発生から17年あまり経つSARSや8年近く経つMERSのワクチンは存在していないが、実はSARSの時からmRNAワクチンの開発自体は進められていた。


アメリカ医師・外科医師協会の元会長であるメリット医師が、過去にSARSのmRNAワクチン開発の動物実験で失敗したことを次のように証言している。


何が起こったかというと、すべての動物が死んだのです... しかし、彼らは「ワクチン」で死んだのではありません。

彼らが死んだのは、「抗体依存性強化」(ADE)と呼ばれているものです。


SARSを猫に感染させたところ、ウイルスを死滅させたり弱らせたりするのではなく、体内に組み込まれた免疫反応がウイルスを増殖させてしまいました。


そのため、ウイルスは猫の体内に入り込み、猫自身の免疫システムには見向きもされず、チェックもされずに複製され、圧倒的な敗血症と心不全で猫を殺してしまったのです。


フェレットでも同じことが起こりました。 これを試すたびに起こったのです。

この種のウイルスについて、私たちは動物実験を成功させたことはありません。 人でやったことはありません... 成功したという実績はないのです。


このワクチンは、FDAが承認する間もなく、急速に展開されました。

あなたはそれを理解していますか? そんなことは今まで見たことがありません。


メリット医師の主張が全て正しいのかは判断できないが、現実問題として今まで人間の臨床試験の段階に進めた実績はなく、mRNAワクチンの開発自体が断念されていたことは確か。


つまり、mRNAワクチン自体はぽっと出のものではないが、10年以上に渡って研究されてきたけれども、一度も臨床試験にまで進むことができなかった未成熟の技術であると考えられるが、なぜか今回の新型コロナウイルスに対するワクチンとして、かなり強引な形で適用されてしまった。


他にも京都府立医大名誉教授の細川豊史博士のインタビューで、関連するところを抜粋する。


その変異が起こるところに、このS抗原(スパイクタンパクの意味)というのも実は変異を起こすんですけども、今、例えば日本で流行ってるコロナワクチンのS抗原に対して抗体を作るってことは、これは多分短期間に作ることは可能性としてはあると思うんですね。


でも、そのS抗原が変異を起こしてしまった場合、これは多分、ワクチンの専門家にとっては常識だと思うんですけども、その変異したS抗原に対してできた抗体っていうのは、中途半端な抗体なんです。


で、ヒトの免疫っていうのは、実は随分怖くって、暴走してしまうと逆に元の生体、自分自身を傷つけて時には死に至らしめるということは往々にしてあることなんです。


同じようなことがかつて一番多かったのがデング熱に対するワクチンだったんですけども、やはり似たようなことが起こって接種された多くの方が亡くなったんです。


これがね、今このウイルスも肺に感染を起こしてですね、体中の臓器に血栓ができて、サイトカイン・ストームという言葉が使われるんですけど、全身の炎症反応に伴うことが生じるわけなんです。


で、それと同じようなことを実は変異したそのS抗原に対する不十分な、変わっちゃった変な抗体が出来た場合、それを邪気してその生体を傷つけてしまうということは、ウイルスのこういうワクチン製造をやってる方にとっては常識なんです。


だからワクチンは、1つのウイルスに対して1つのワクチンができたとしても、そのウイルスが変異してしまうと、1つには効かないワクチンになってしまうということが多々あることと、


できたワクチンの中で、今回の製造方法なんかの場合は、サイトカインストームみたいなものを起こして、大変なことを引き起こすということは、実は起こり得るんです。


これは、専門的な言葉で「ADE」と言われて、「Antibody Dependent Enhancement」と言うんです。 要するに抗体が関与するとんでもないことです。


そういったことも、一般的にワクチンをやってる先生方が普通にしゃべられれば、ワイドショーでもしゃべられてもいいはずだのになと思うのに、ほとんどないみたいですね。

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