第5話 電撃作戦の結婚式で最終回!
一週間後。俺は愛するメイドのレティと結婚式を挙げていた。
父上を蹴り落とした後、俺はすぐに衛兵を呼んで父上の暗殺未遂事件をでっちあげパーティーを中止。
父上は気絶しているだけだが、医者に金を握らせていつ意識が戻るかわからないという診断書を書かせた。
翌日、政権安定のためにと俺は早々に王位を継ぐことを発表。
戴冠式は略式で済ませることにして、準備に二日。
四日目には式典を済ませた。
そして翌日の五日目、王様権限でレティを妃に選んで今に至る。
まさに電撃作戦だ。
「あの、アース様。本当にわたくしなどが妃で良いのでしょうか?」
神父様の前で見つめ合いながら、ウエディングドレス姿のレティは恐縮していた。
本当に、宇宙一可愛い女の子だと思う。
「いいに決まっているじゃないか。俺のお嫁さんは、レティだけだよ」
そう言って俺は彼女の手を取った。
レティも涙をにじませて笑ってくれた。
神父様に促されて、俺らは近いのキスをすべく、互いの顔を寄せ合った。
長年待ち望んだ瞬間は、けれど水を差されてしまった。
「大変です王子、いえ、陛下! 海外視察中の女王陛下が二人の結婚は認めないと、予定を切り上げてこちらに向かっています」
「母上が? ちっ、バレる前に既成事実を作ろうと思っての電撃作戦だったのに」
「アース様、我々はどうなるのでしょうか?」
不安そうなレティの手を取り、俺はガッツポーズを作った。
「大丈夫だよレティ、俺に任せてくれ」
「アース様」
「こうなったら母上も亡き者にするしかないな」
「アース様!?」
「なぁんて嘘だよ。じゃ、母上が来る前に二人で逃げちゃおうか」
「え?」
俺はレティをお姫様抱っこすると走り出した。
大聖堂に集まった人々の間を駆け抜けて、俺は二人の未来に向かって加速した。
こうして、俺の新たな逃亡劇は幕を開けるのだった。
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