第18話 年末です。

 年賀状の一言手書きに悩む達見です。

 こういう創作はスラスラ書けるのに、なんでこれは進まないのだろう。


 文化祭編、佳境です。キャラの名前付けは普段はこだわるのですが、今回はバラバラです。蛍と美蘭は作中に書きましたが、金持ちにひっかけた金町君、しっかりした美人の印象を付けたかった花音。七海は名前こそかわいい名前にしましたが、名字を翡翠のお話なので翡翠が採取できる糸魚川から取って糸井にしました。

 先生達の名前は高校時代の先生の名前をもじっています。


 今回は文化祭の脇役の杉君にスポットライトを当ててみましょう。実はこれも鉱石の名前から取っています。

 パワーストーン好きな方なら「スギライト」と書いた方が馴染みがあるかもしれません。和名は「杉石すぎせき」。

 発見した所も1942年の日本の愛媛県、発見者の学者の杉健一博士から名付けられました。このときは杉石は茶色だったので普通の鉱石扱いでした。


 数十年後、南アフリカで取れた綺麗な紫色の岩石を分析してびっくり。杉石と同じ成分だったのです。

 こうしてスギライトはパワーストーンや飾り用に使われるようになり、メジャーとなりました。


 だから、色は違えどその気になれば日本で採れます。ただし、国産は茶色なのでご注意。

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