第17話 隙間時間にせっせと執筆

 なので、スマホが使用一年半なのに具合が怪しくなってきました。


 さて、誰もリクエストしていない宝石トリビアのコーナーへ行きましょう。

 アラフォー以上ならご存知のネタですが、シャーロック・ホームズの人気作品「青い紅玉(宝玉)」があります。

 ホームズの元に来た落とし物のガチョウ。傷んでしまうからと捌いたら中には青い宝石が……というあの話です。


 私が子どもの頃は「青いルビー」という名前でした。ところが、ルビーとサファイアは同じコランダムという鉱物。鉄やチタンが入ると青くなります。

 当時も宝石警察がいて、「サファイアやん」とツッコまれたのか、いつの間にか「青いガーネット(または青い柘榴石)」に変わっていました。今も出版社によってはこのタイトルで売られています。


 しかーし、石の沼にハマり知ったこと。

「ガーネットは赤だけではない!」

 オレンジ、黄色、黄緑、緑、青と多彩です。ガーネットで虹が作れます。


 で、「青い紅玉(宝玉)」というタイトルになった経緯があります。

 作者が知らなかった説、原題が「青い紅玉」だから訳者がルビーにした説などあります。

 まあ、コナン・ドイルは「僕は日本のバリツを習っているからね」という台詞を書いているために、未だにシャーロッキアンから「バリツ」は何なのかという議論があります。

 青い紅玉もあまり考えてなかったかもしれません。

 しかし、紅玉と書くとリンゴを連想してしまいますね。

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