59.His eyes on the sparrow

 まるで当て逃げのようだった……。


 違うの!

 これはそういうアレじゃないの!

 と思いつつハートにクリティカルヒットを受けた私はその場に崩れ落ちて、きゅーんと縮む心臓を押さえてはぁはぁと息をするのが精一杯だった。


 さて、洗濯室は一階にあるので、洗濯物が山と積み上がったこのランドリーバスケットを階段で下に下ろさないといけない。

 このランドリーバスケット、入ろうと思えば大人一人がすっぽり入るくらいの容量があってかなり大きい。これに洗濯物を詰め込めば重さも相当だ。

 私の家ではメイドさん達が数人がかりで下ろしていた。

 なので私もそうしようと思って、近くで掃除しているメイドさんに協力をお願いしたのだけど。


「私、今忙しいの」


 協力の意思がゼロな件について……。

 彼女はよく見たらさっきの意地悪そうな三人組のうちの一人だった。

 絨毯に掃除用魔道具を掛けているところだったので、確かに忙しくはあるんだろうけど。

 でもよく見たら口元が笑っている。い、陰湿だ……!


「そうですか。それなら仕方ないですね」


 彼女に使う時間がもったいないので、自分一人で何とかする事にした。

 ハヤト直伝、重力をいじる闇魔法(闇属性を付けた魔力を流し込んで圧縮、右に回転させるとある密度を超えたところでふっと軽くなる瞬間が訪れる。なぜかは知らない。けど、これを影に対して使うと例の異次元に繋がる)をランドリーバスケットにかけて、体感でパン一斤くらいの重さに変える。

 それを片手でひょいと持ち上げると、背後から「えっ」と声が上がった。

 無視して階段を軽やかに下りる。

 一階に着いて魔法を解除し、何事も無かったかのようにカラカラと押して洗濯室まで歩いた。


 洗濯室には先客のメイドさんがいた。

 今回もあの三人組のうちの一人だ。彼女は洗濯用魔道具に魔力を通す仕事をしている。

 ――そう、うちの魔道具の欠点は、使う時は側を離れられない点にある。

 魔力を通し続ける必要があるからだ。

 魔石が形として残るのであればきっとバッテリーのような使い方が出来たのだろうけど、あいにくこの世界では魔石は魔物と一緒に消えてしまう。

 魔法があってある程度機械化もしている割に薪の暖炉が使われていたりなど、中途半端に昔ながらの生活が残っているのはそのせいだ。

 一番大変なのはアイスクリーム屋さんだと思う。

 朝開店したら閉店まで常に冷やし続けなくちゃいけないもの。


 でも、掃除機の風魔法にしろ洗濯機の水魔法にしろ冷凍庫の氷魔法にしろ、あれを実際に魔法でやろうとするのは大変な事だ。

 集中力の問題もあるし、なにより普通は魔力が持たない。すぐに魔力切れを起こしてしまう。

 それを魔道具の術式は解決できてしまう訳だけど、一の魔力を素材が持つ潜在力に掛け合わせて十にも二十にも増幅させられるあの術式を、持続時間に変えて応用出来ないものだろうか。

 それが出来れば暮らしにイノベーションが起こる気がするんだけどな。


 ヒマそうに洗濯用魔道具の横に座るメイドさんを見ながらそんな事を考えていたら、彼女は私に顔を向けてやはり意地悪そうに笑った。


「ゴメンなさいねぇ。お洗濯用の魔道具、今私が使ってるの。乾燥までまだしばらくかかるから、貴女はそっちを使っていただけないかしら」


 そう言って指差すのは、昔ながらのタライと洗濯板。

 なんだコイツと心の中で罵りながら、言われた通りタライを床にセットする。


「井戸はここを出てすぐよ。ラクで良かったわね」


「必要ありません」


「えっ」


 井戸まで行かなくても水魔法があるじゃない。

 一瞬でタライに水を張り、ついでに炎魔法でぬるま湯にする。

 私はぬるま湯で洗うのが好きだ。ついでに言うと、洗濯板で手洗いするのも結構好き。

 洗濯板ってやたら汚れ落ちがいいのよねー。

 前世では化粧品がついてしまった服をミニ洗濯板で洗って謎のカタルシスを得ていた程度には洗濯が好きだったと言える。

 だけどさすがにこの量を手洗いはちょっと大変なので、まずは靴下や泥がついている等のものをどかして比較的綺麗なものを、粉石鹸を溶かしたぬるま湯の中に放り込む。そして魔力で水流を起こし、擬似的に洗濯機の動きを作り出した。


「ちょっ……貴女、なにそれ……」


「なにって、洗濯ですよ。別に魔道具じゃなくたって出来ます」


「そ、そうなの……」


 そんな事より、この泡と水流の中で洗濯物が揉まれ、洗われて汚れが落ちていくさまを見てほしい。

 めちゃくちゃ気持ちよくない⁉

 さっそく謎のカタルシスを味わいながら、より効果的に汚れが落とせる水の流れを研究しようとタライの横にしゃがみ込んだ。

 上から叩き付けるような水流を試してみたり、何なら振動を加えてみたらいいんじゃないかしら、と、細かい振動を加えてみたりして遊んでいたら、いつの間にか口から「うふふふ……」と笑い声が漏れていた。

 はっとして口元を押さえ、おそるおそる意地悪メイドの様子を窺うと彼女はドン引きした表情でこちらを見ていて、目が合うとパッと逸らされてしまった。


 それから水を替え、すすぎを二回繰り返して、手動の脱水機にかけたらひとまず第一弾は完了。

 乾燥機能がついている魔道具は現在使用中なので、裏庭に出て物干し竿にシーツを掛ける。

 乾燥機もいいけれど、日に当てるのもまた良いものだ。

 空を見上げると、屋根の上に登っていたハヤトが私に気付いて手を振ってきた。

 振り返しながらイヤーカフに魔力を通して通信を呼び掛ける。

 すぐに音声が繋がって、彼の声が耳元で響いた。


『調子はどう? 大丈夫?』


「大丈夫ですよ。貴方こそ大丈夫なんですか?」


『いやー、それがさ。見て』


 そう言ったかと思うと彼は煙突の中に手を突っ込み、中から何か小さいものを取り出した。

 いや、取り出したというより指に乗せた。彼の指先では、小さなものがパタパタと動いている。

 あれは、もしかして。


「鳥ですか?」


『そー。ここ、スズメの巣がある。前回掃除した人、防鳥網をつけ忘れちゃってたみたい』


「見たいです! 少しそっちに行ってもいいですか?」


『え、大丈夫なの?』


「少しなら」


 通信を切って、スカートの裾を摘み壁に立て掛けてある梯子に足をかける。

 ひながいる鳥の巣を見るチャンスなんてこれが初めてだ。

 まして上からなんて!


 わくわくしながら屋根に登り、足元の傾斜のきつさに気を付けながらハヤトに手を引いてもらって煙突の近くに静かに近寄ってみる。

 そっと中を覗き込むと木の枝や藁が詰まっていて、その上には小さなスズメのひなが三羽。ピイピイと元気にさえずっていた。


「かわいい!」


「ね」


 ハヤトは顔の布を引き下げ、ゴーグルも首にぶら下げていとおしそうに目を細める。


「でも退かさないといけないんだよなー。どうしよ。場所を移すと親鳥が帰って来られなくなるし……。巣箱を作って煙突の横にくくりつけたら怒られるかな」


「許可は必要ですね。でも断る貴族はそういないと思います。鳥は神聖な生き物ですから。私から大奥様と奥様に話をしておきましょうか」


「うん、お願い。じゃ俺、掃除終わったら巣箱作るよ」


「了解しました! この巣、もう退かしちゃいますか?」


「かわいそうだけどそうするしかないね。アリス、ちょっと手を出して」


「はい」


 言われた通りに手を出すと、彼は巣の中から一羽ずつ取り出して私の手の上に置いてきた。全部で三羽。落とさないように、しっかり両手で包み込んで持った。

 手のひらの上の小さな命。足の感触がこそばゆい。

 その間にハヤトは煙突の中から巣を引っ張り出して、屋根と煙突の隙間にそっと置いた。

 巣の安定感を確かめてから、ひな達を静かにそこに戻す。


「みんな、落ちないでね」


 かわいい。ずっと眺めていたい。


「……ねえ、ハヤト。私、結婚して色々落ち着いたらなにか動物を飼いたいです」


「え!? 動物!?」


「だめですか?」


「だめじゃないけど……。でもどうしたって俺達よりも先に死ぬじゃん。見送るのは辛いよ、きっと。大事に思えば思うほど」


 うっ……。彼が言うと説得力がある……。

 そうだ。彼は見送ってきた側の人だった。

 今は平気そうに見えていても、大事な人との別れの時は辛かったに違いないのだ。

 ……軽い気持ちで言ってしまったけれど、まだ誰も見送ったことがない私には“それでも一緒に過ごす時間はプライスレス”みたいな事を言う資格は無い……。


「そうですよね……。やめておきます……」


 しょんぼりして俯くとハヤトは慌てて首を振った。


「いやいや、だめとは言ってないよ。それでもこの子と一緒に過ごしたいんだって思うくらいの出会いがあれば……家族になるのも……いいとは思うけど」


 言いながら少し顔が赤くなっていく。

 なぜそこで照れるの!?


「はい。飼うために飼うのではなく、運命のような出会いがあったら家族に迎え入れる、と。そういう事ですよね? よく考えたら私もそれが一番良いなと思いました。……ところで、どうして照れているんですか?」


「なんでもないよ! それより大丈夫なの? 仕事は」


「あ、そうでした」


 まだ洗濯の途中だった。

 早いとこ片付けて大奥様のところに行かなくちゃいけないんだった。

 巣箱の許可もだけど、おそらく直近で嫁いびりが始まるとしたらみんなが集まる昼食の場だと思うのだ。

 それまでに大奥様と少しでも打ち解けて、軽口を交わせる仲になっておきたい。


「では、お邪魔しました。仕事に戻りますね」


「うん。気を付けて––あ、そうだ。アリス、ちょっとだけ待って」


「なんですか?」


「ここから見る街って、いい眺めじゃない?」


 そう言われて初めて街を見下ろした。

 目前に広がるのは遮るものが何もない、風がどこまでも吹き抜けていく世界。

 鳥が見ている世界だ。

 もちろんここよりもっと高い建物はあるけれど、窓の中から見るのと屋根の上から見るのとでは五感で受け取れる情報量が全然違う。


「本当ですね! なんだか気持ちが良いです」


「でしょ? 煙突掃除夫はみんなこの景色が大好きなんだ」


 なぜか誇らしげなハヤト君。

 だけど分かる気がする。偉そうにふんぞり返る貴族の紳士も、お上品な貴婦人も、彼らの元で働く使用人達も――ここから見れば、みんな同じ人間だ。

 偉いとか偉くないとか、そんなものは人が後から取って付けただけの小さな価値観にすぎないのだとよく分かる。


「女神様っていつもこんなふうに私達を見ているのかしら」


「さあ、どうなんだろうね」


 そう言って彼は少し笑った。その時、彼の金の瞳が血のような紅に染まる。だけど瞬きをした次の瞬間には元に戻っていた。


 ……今、なんの魔力に反応したのかしら?

 まぁ、すぐに消えたから気にするほどのものじゃないのよね、きっと。


 そのまま二人で少し景色を眺めてから、私は一人で梯子を下りて俗世に戻った。

 小さく感じたはずの人間の価値観が、再び等身大の大きさになって私の中に戻って来る。

 これはもう仕方がないのだ。人として生きるために、人の価値観は大事なのである。

 だって、一人で生きている訳じゃないからね。


 気を取り直して、第二弾の汚れが目立つほうの洗濯を手洗いで終わらせた。

 こちらも干し終わり、手空きになったところでヤレヤレと思いながら大奥様の部屋に向かう。

 だけど見計らったかのように現れた家政婦長に呼び止められ、これから厨房で昼食の準備の手伝いをするようにとの指示を受けた。


「……かしこまりました」


「お願いね」


 むう。残念だけど、仕事は仕事だ。

 メイドとして潜り込んだ以上、仕事はきちんとしなければならない。

 一番に優先するべきは奥様と大奥様のかち合う現場を捉えるする事だけど、今はまだそういう場面でもないしね。

 ここは言い付け通りに厨房へ行きますか。


 さっそく厨房に入り、石鹸で手を洗ってから近くにいた料理人に声を掛けた。


「お手伝いに来ました。何かする事はありますか?」


「おう。……ん? 見ない顔だな。新人?」


「はい。今日から週末だけお世話になります、エリーです。よろしくお願いします」


「そっかー、よろしく。俺はマリオ。で、あそこにいるのが料理長のルイージ。覚えといてね」


 一発で覚えました。

 でも、どちらかというと料理長がマリオのほうがしっくり来るんだけど……。

 人の名前にそんな事言っても仕方ないか。


「あの、マリオさんとルイージさんはご兄弟なんですか?」


「いや? 何で?」


「何となく」


 違うのかぁ。

 ……じゃあ、偶然ここにその名を持つ二人が揃ったというの?

 それって凄くない? もはや運命なんじゃ……。


「えーっと、じゃあ芋の皮剥きを頼もうかな。そこにある芋ぜんぶ剥いといてくれる?」


「はい。終わったものは水にさらしておきますか?」


「そうだね。ついでにこのくらいの厚さで輪切りにしておいてくれる? このボウル使っていいよ」


 そう言うマリオさんから大きなボウルを受け取った。

 中を魔法の水で満たして、小さなナイフを手に取る。


「おお、スゲエな。こんな事に魔法を使うメイドなんて初めて見た」


「え、そうなんですか?」


「そりゃそうだろ。魔法を使えるようになる事自体、平民ではそうそう無いし。たまに使えるようになった奴がいても大体は冒険者になるもんだ」


「そうですか……」


 考えてみれば、私が今まで知り合った人達には魔法を使えない人がいなかったような気がする。

 知識としては使えないほうが多数派だと知ってはいたけど、いつからか魔法は使えるのが普通みたいな感覚になってしまっていた。

 マリオさんはもの珍しさからか、楽しげな表情で私に話しかけてくる。


「俺も魔法は使えないけどさ、でもナイフ使いだけは上手くなったよ。見て、ほら」


 そう言って小振りのナイフを掴み、手のひらで器用に回転させて逆手に持ち変える。なかなか鮮やかな手つきだ。


「すごい!」


「だろ?」


 得意げなマリオさん。

 すると彼の頭にルイージさんのゲンコツが落ちてきた。


「遊んでんじゃねえ! ナイフを振り回して遊ぶなって何回言ったら分かるんだ!」


「スンマセン。いってぇ……」


 しょんぼりしながら自分の作業に戻るマリオさん。

 寡黙な職人モードに入った厨房で、私は黙々と皮剥きをしながら彼らの人間関係や能力について想像を巡らせる。

 ――きっと彼らはキノコ料理が得意なんだ。

 そのキノコ料理を食べると身長が伸びたり妙にパワーアップしたり、キノコの種類によっては一人増えたりするのかもしれない。

 そんな二人の共通の友人には、桃色のドレスがよく似合う美女がいるんだと思う。

 それで、しょっちゅう誘拐される彼女を助けるために冒険に出なくちゃいけなくなるんだけど、最初に覚える魔法はファイヤーボールで決まりだ。それ以外は認めない。

 そして星型のドロップアイテムを手に入れると(そんなアイテムがあるかはさておき)、体が七色の光を放ち無敵の人になるんだわ……。

 二つ名を付けるならゲーミング兄弟? ここだけなんだかハヤトみたいね。

 ああそうだわ、もしも彼らが金貨を百枚集めたらどうなるのかしら……。


 単純作業中は妄想が捗る。


 くだらない上に全員に対して失礼な事を考えているうちに芋は半分くらい剥き終わり、その時になってようやく考え事の方向性が目の前の作業に向かい始めた。

 今さらだけど、ナイフで芋の皮剥きをするって面倒な作業だよね。一人や二人が食べる程度の量ならそこまで負担じゃないけど、一家族分となるとそれなりに手間だ。

 まして一日に三回、それを毎日って––。ああ、世の中のお母さん達って凄いんだなぁ。

 給料が出る訳でもないのに、よくこんな大変な事を毎日続けてくれるものだ。

 私も、料理人さん達に毎回ちゃんと「おいしかったです」くらいは言うべきだよね。

 あまり顔を合わせる機会がなくて配下膳のメイドさん達に伝えて済ませてしまう事がほとんどだったけれど、こういう事は作った本人に直接言ったほうが良い気がする。

 よし、今度からそうしよう。


 そうだ。家に帰ったら、魔道具じゃないけど、ピーラーを作ってもらおうかしら。

 ピーラーがあれば皮剥きがかなり楽になるわよね。

 でもあれってどんな構造だったかしら……。


 うろ覚えなピーラーの形について考えているうちにたくさんあった芋は全て剥き終わり、白い肌を曝け出した芋たちはボウルの水の中でゴロゴロしていた。

 えーと、次の工程は輪切りだったわよね。


 先ほどの指示を思い出し、一つ一つ平らに切り分けていく。厚みが均等になるように。

 よし、できた!


「マリオさん、終わりました。これどうしますか?」


「おー、早いな。じゃあこの蒸し鍋に並べてくれる?」


「はーい」


 マリオさんの指示の通り、芋を蒸し鍋の中に並べた。

 蒸し器の中できちんと整列している芋たちが可愛い。


「これで何を作るんですか?」


「ポタージュ。今日の昼食はじゃがいものポタージュと、燻製肉とキノコのパスタ、それとフランボワーズのムースね。もし誰かに聞かれたらそう答えといて」


 やっぱりキノコ料理が得意だった……!


 感動で打ち震えていると、「あとはもうこっちでやるからいいよ」との言葉を受けた。

 これでようやく大奥様の部屋に向かえるらしい。時刻はもうすぐ十一時、この時間だとちょうど午前のティータイムが終わる頃だろうか。

 その予想は当たっていたようで、大奥様の部屋に向かうと廊下の向こうからティーカートを押す先輩メイドが歩いてきた。

 例の三人組の最後の一人だ。

 ふと嫌な予感がして横に避けたのだけど、彼女は私の横で足を止めた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る