俄に周囲が慌ただしくなってきました。
勅命を受けて行動中なので兵を募るのは理はありますが、中央からするとまさか寧王に呼応して、と疑われそうです。
それにしても、号して十万とはいえ、すぐ側に大兵がいるのは心穏やかではありませんね。
作者からの返信
そうなんですよね。
疑われちゃう危険はあります。
でも兵を募らないとヤバい状況なんで、まともな感覚を持つ王陽明としては、こじつけでもいいからと行動開始。
ちなみに時の皇帝・正徳帝は、明末のあの人みたいに猜疑心はそこまで強くないんで(どちらかというと、いい加減)、まあ何とかなるだろうという目論見もあったと思います。
ただ、王陽明の想像の斜め上を行く皇帝でしたけど……。
ありがとうございました。
編集済
こんにちは、御作を読みました。
私兵を募る、に
「ああ、道の先で岳飛さんが手を振って!?」
と幻視しました。上司が朱元璋閣下なら任務達成の後に、難癖つけて消されるフラグだ。
とはいえ、官軍だけで勝てるならこうはなってないからなあ。
あまり知らない時代なので、読んでいて興味深いです!
作者からの返信
清末にも湘軍とかいろいろありましたからね^^;
でも洪武帝なら、少なくとも戦っている間はフリーハンドでやらせてくれるし、バックアップを十二分にしてくれるでしょう。
じゃあこの王陽明の時代の正徳帝はどうか……というのが、この話の味噌だったりします。
ちなみに官軍ですけど、この時代もいるにはいますが、それは官軍の皮をかぶったヒャッハーなんで、王陽明でなくとも民兵を募るしか術がないという……^^;
ありがとうございました。
拝読致しました。
寧王さんの旗幟がぼんやりしているから、いざという時のための民兵募兵なんでしょうか。
ですが、そうなると原資が必要……
維持費だってスゴいよね。
王陽明さんて、ひょっとして大金持ち……??
それとも、お国が、兵はださないけど金は出してくれる?
はたまた、王陽明さんは豪腕の投資家であるとか……(; ゚ ロ゚)
作者からの返信
おそらく国庫か、このあたりの地方自治体のお金から出ていると思います、民兵。
あとは地方の篤志家から募っているかも。
個人のお金だと賄いきれないし、それやっちゃうと軍閥化してしまうので、明の政府としてはやりたくない選択肢だと思います^^;
末期だと、功績のある軍人を疑心暗鬼で始末してしまう王朝なんで……。
だから、職権とお金は(ある程度)出すけど、あとはお任せで、けれども叛乱しそうになったら「お話」しましょう、というところでは^^;
ありがとうございました。