2年生

2年生になった。

フラワー組で、お友達も、みんな1年生の時といっしょ。

学校に行って、みんなと歌ったり踊ったりしている。

先生も同じ熊田先生!


ある日、熊田先生は、教室で、みんなに白い画用紙を配りはじめた。この白い画用紙に、いったい何を描くのかな~って思っていたら

「みんな、自分の好きな飛行機の絵を描いてね~!」

「は~い!飛行機の絵をを描くんですね~!わ~い」

「あっ、そうだ!左向きに描いてねっ!」

「えっ?左向きなんですか~?」

「そうだよ!左に向かって飛んでるところを描いてね~!」

「は~い!」

「自分の好きな、可愛い飛行機でも、カッコ良い飛行機でも、鳥さんみたいな飛行機でも良いよ~!」

「は~い!」

「好きなの描いてね~!」


わたしは、可愛いちっちゃなピンクの飛行機を描いた。

「飛行機を描いて、どうするのかな~」

って思っていた。


そしたら、算数の時間に、みんなの描いた飛行機を、先生は持ってきていた。

「なんで算数の時間に飛行機の絵を持ってきてるのかな?」

って思って見ていた。

そしたら熊田先生は

「かけ算をみんなの前で、1人づつ言っていって、できたら、みんなの飛行機もいっしょにどんどん進んでいくんだよ~」

って言っている。


教室の壁いっぱいに、みんなの描いた飛行機を貼り出した。

かけ算のできるごとに、自分の描いた飛行機も、進んで行くってことだったのかあ!


その日から、わたしは、自分の飛行機を前に飛ばしていくために、算数の時間に、かけ算を覚えて、みんなの前で言っていった。


熊田先生は、いっしょに校庭で遊んでくれたり、勉強も面白くして教えてくれているから好き。


家で妹のミコは、歌うのも好きみたいで、わたしといっしょに、よく歌を歌っている。

それに、わたしの踊っているのをよく真似して、いっしょに踊っている。

だから、ミコの踊っているとことかも動画で配信しているよ。けっこう人気ある。


ミコは、いつも、わたしのことをじーっと見つめている。そして笑っている。

ソファのかげにかくれて、バーッて飛び出すと、めっちゃ喜んでいる。


しおりちゃんはミコのこと大好きだから、よく家に遊びに来てくれる。

いつもミコを抱っこしている。


ミコはマッチャマのミカン大好き。

めっちゃよく食べる。

だから、ミコのことを、ミカンのキャラクターのミッキャンって呼んでいる。

ミッキャンって言うと、めっちゃ嬉しそうに笑っている。


わたしも2人のママに教わって服をつくりはじめたので、ミッキャンのために可愛い服をつくって、着せてあげている。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る