3000年の人と街

3000年の人たちは、宇宙にいくつもの太陽を創り出している。

宇宙にいくつもの太陽系を創り出している。

この惑星と同じような惑星を宇宙にいくつも創り出している。


そして、この惑星アースは、アースとして1つの国家となっているので、世界の街は、街のオリジナリティを保ちつつ、みな、それぞれ独立して存在している。

世界は街と街とで、つながっている。街どうしで、つながっている。


ユーリ姫といっしょに、マッチャマの街に行ってみた。

前は、6時間くらいは、かかってたのに、今は1分で行けた。


マッチャマ城のある山へは、ロープウェイのロープのないやつで、瞬間的に登れた。

リフトもロープなしのイスで、瞬間的に山の上に行ける。


マッチャマ城は、そのままの姿だった。

「うわ~、お城はそのままだ~」

ってユーリ姫に言ったら

「そうでしょ~」

ってユーリ姫は笑ってる。


「ただいま~。あやめちゃんを連れてきましたよ~。850年ぶりに」

ってユーリ姫。

「あっ!お帰りなちゃいませ~。あやめちゃん!」

「あなたは?...もしかして、あの時まだ赤ちゃんだった、ミユちゃん?」

「そうだよ~。って、そんなわけないですよっ!850年近く経ってるんですから!」

って、すかさずユーリ姫に、つっこまれた。


「お待ちしてました~」

ってミユちゃん。


当時、ユーリ姫のおにいさんに、赤ちゃん生まれたばかりだった。

その赤ちゃんだったミユちゃんに、なんだか、そっくり。だからお城で再会出来て、めっちゃ嬉しい。

「ミユちゃん、今、いくつなの~?」

「3つだよ~」

「あれっ?名前もミユちゃんなんだよね?」

「そうだよ~。ミユだよ」


「マッチャマの街も、雰囲気はマッチャマのままですね!でも、市電は浮き上がって走ってるし、建物も丸く可愛くなってますね~」

「そうですね~。マッチャマの街は、家もミカンをイメージして建てられてます」

「あっ、それで、家は丸くてミカン色なんですね~」

「家の中も、色々と、だいぶ便利になってますよ」

「なるほど~!マッチャマも、3000年になって、これからも、ますますマッチャマらしく発展していくんですね~」


マッチャマには最古の温泉もあるし、芸術的雰囲気もある良き街だ。

スポーツも盛んで、フルーツも美味しい。


海がある。山がある。空に光があふれてる。

道がある。川がある。イヨの言葉がながれてる。

ふるさと。ふるさと。わがマッチャマ。

豊かな自然があふれてる。

熱い血潮がながれてる。

そんなマッチャマの街。

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