お城

窓から外を見てみた。

雲ひとつない、きれいな青空だ!

「めっちゃ良き天気ですね~」

って、3000年の人に言ってみた。

「良き天気に保っているからです」

って、その人は答えた。

「良き天気に保っているんですか?」

「はいっ!常に、おだやかで、あたたかく、快適な気候に保っております」

「えーっ?そうなるやろうとは思ってたけど、本当に、そういうふうに気候を操作しているんですね?」

「はいっ!」

「人類の手で!自然を操作しているんですねっ!3000年の時代には!」

「はいっ!そうです」

うおーっ!やっぱり、そうなってたかあああって思って、めっちゃ感動した。


それから王女様と手をつないで、建物から外に出てみた。

自動ドアも、めっちゃ変わっている。

一瞬でドア自体ビュイーンって、なくなってしまう。

「うわっ!ドア消えたっ!」

って感じだ。

建物自体も、2155年頃の世界からしたら、めっちゃ大きく変わっている。

うわ~!うおーっ!3000年って、こうなっていたのかあ!

生まれて初めて3000年の街に出てみた!

ぎゃあああああ!なんだ、ここはあああああ!

なんなんだあああ!


「王女様~!ここは、いったい何なんですか~?どこなんですか~?」

「パーリンの街ですわよ」

「えーっ!パーリンの街って、こんなんでしたっけーっ?」

「ほんと、びっくりですよねっ!でも、わたくしには、ここはパーリンなんだってことは、はっきりとわかりますっ!3000年になったとしても、ここは、変わらずパーリンなんですよっ!...」

「あーーっ!...あれはエッフェロン塔ですねーっ!じゃあ、やっぱり、ここは...ここはパーリンなんですかあああああ」

「でも、さすがパーリンの街!3000年でも、気品と優雅にあふれていますね...」

「まあ、たしかに...エッフェロン塔は昔のままなんで、なんか笑ってしまいます...あははは...ユッキーブル美術館もあるっ!」

「でも、3000年になっても、やっぱりパーリンの街は、パーリンの雰囲気ありますわよっ!」

「よく見たら、やっぱりここは、たしかにパーリンですよっ!さすがパーリン!」


「じゃあ、さっそく、お城のほうに、参りますわよっ!」


一瞬でお城に到着した。

チューブみたいなエレベーターみたいなもんに乗ったら、一瞬で着いた。

お城は昔のままだ。凄い!そのままにしてあるっ!

何も変わっていない。

「早く、こっち!こっち!」

って、アナ王女様の部屋に手をひっぱられながら、2人で入った。

「今日もさっそく、いっぱい笑わせてくださいね」

って言われた。

「そっちだったんですかあ~」

「そっちもですけど...えっちもですよっ」

「あっち、こっち、そっち、えっちですね...」

「いいから、いいから...どっちでも...早く始めますよ」


いつもと変わらず、可愛い王女様だった。

ボクは王女様との、お仕事を始めさせて頂いた。

部屋も昔のまま。


ボクの体は女の子みたい。

だから、王女様と、させていただくえっちも、女の子どうしの可愛いえっち。

でも、王女様は、そんなボクとの可愛いえっちをめっちゃ好きみたい。


めっちゃ、ひさしぶり。

ひさしぶりの可愛いえっち。

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