ヌードモデルズ
楓ちゃんは、演劇を好きなのは、もちろんなんやけども、それ以上に、演劇部の3人のことを好きみたいだ。
新入生歓迎会の部活紹介コーナーで、3人で演劇部の紹介をした翌日に、楓ちゃん、演劇部の部室に来て、それ以来、毎日いつも部室に来てくれて、いっしょに過ごしているうちに、楓ちゃんは演劇もめっちゃ好きなんだけど、先輩の3人のこと、めっちゃ好きみたいなのだ。
それとなく、楓ちゃんに
「楓ちゃん、演劇めちゃめちゃ好きみたいやね~」
って聞いてみたら
「あっ、はい!好きですねっ!」
って可愛く答えている。
「なんで演劇部に入ってくれたの?なんか、やりたいこととかある?」
って聞いてみた。
「演劇部の紹介の時の3人、めっちゃ面白かったから...」
って言って、ちょっと紅くなっていた。
「うわっ!やっぱり...面白さをわかってくれたんや...」
って思って、楓ちゃんのことをほんまに可愛いって思えた!
演劇部でコントをやっていても、楓ちゃんは面白いのをほんまに、わかってくれている。
楓ちゃんも面白いの好きやから。
あと楓ちゃんは魔女っぽいのとか魔法っぽいのも好きやから、そういう要素も演劇の中に積極的に取り入れている。
ゲームも好きだし、アニメやマンガも好きだし。
アイドルも好きだ。
だからボクの「ヌードモデルズ」のことも知ってくれていた。
文化祭では、楓ちゃんの台本と演出で、芝居をやった。
ゲームのRPGの世界に魔法。
舞台美術も舞台衣裳も、そういう世界観で。
こういう演劇は、今の時代をいちばん良くあらわす演劇かもしれない。
ウァオサッカは特にエンターテイメントな街でもあるので。
街そのものも、めっちゃ演劇的でもある。
ウァオサッカの街は、お笑いの芸人さんの多い街。
街そのものも、お笑いの雰囲気に包まれているような感じ。
だから、最終的には何をやっても、人々を笑かしたいなあって思う。
商売の街でもあるから、お客さんに笑ってもらうために商売してる。
お客さんを笑かしたいって思う。
笑かして笑かされたいって思って、毎日を過ごしているような、そんな街のウァオサッカ。
だから楓ちゃんの作る演劇も、お客さんに最後は笑っていてほしいなあって、そんなふうに思いながら作っている。
笑って、それプラス感動のあるものこそ演劇なんちゃうのかなあって思いながら楓ちゃんも演劇を作っているようだ。
文化祭の演劇部の演劇も、観に来てくれたお客さんに笑いと感動を与えられれば良いなあと。
そう思って演劇を作ってる楓ちゃんも、部活紹介コーナーの演劇部を観て、めっちゃ面白そうだと思ってくれて入部してきてくれたことに対して、ユタポンもユカリンもボクも、めっちゃ嬉しい。
楓ちゃんといっしょにやってて、凄く嬉しい。
演劇部の打ち上げでは、サフラッコ島の苺を使った、めっちゃ甘ずっぱい苺ティラミスと、マッチャマのミカンとをみんなで食べた。
サフラッコ島の苺の苺ティラミスは、ほんまに甘ずっぱくて美味しい。
マッチャマのミカンも、めっちゃ甘くて美味しい。
魔法の好きな楓ちゃんやから、楓ちゃんに、ボクの寮の部屋の霊のことを話したら、めっちゃ興味を持ってくれた。
「その部屋に行ってみたいです~」
って言って、楓ちゃんは部屋に来てくれた。
「だいたい夜、1:11くらいになると、あらわれるんだよね~」
その前に、2人で1つのふとんにいっしょに入って寝ていた。
そしたら
「あっ!何か霊に優しく抱きしめられてる感じします~っ」
って楓ちゃんもボクと同じように感じてくれていた。
「どういう感じの霊やと思う?」
って、楓ちゃんに聞いてみた。
「えっと~...なんとなく、めっちゃ優しくて、めっちゃあたたかな、女の子のような雰囲気を感じますねっ」
「あっ!やっぱり?楓ちゃんもそう感じる?」
「あ、はい...なんか、愛されているような、そんな感じですかね」
「そうだよね~!2人のことを好きなんかな~?」
「なんか、そんな感じですよね~」
「ね~」
「優しくキスされてるような感じもしてきます」
「それな」
「あと、なんだか、めっちゃ絵を描きたくなってきますね」
「えーっ!やっぱりーっ?でしょーっ!そうやんなあ!めっちゃ絵を描きたくなってくるよなあ」
「絵描きさんなんですかね?その子...」
「どうなんやろな~」
「でも...えっちな絵を描きたい気持ちになってきますね...」
「それなー」
「えっちで可愛い女の子を絵に描きたくなってきますよね」
「ほんま、それなー」
それから楓ちゃんといっしょに、ノートに2人で、それぞれの、えっちで可愛い女の子の絵を描いた...
空里は、香絵ちゃん葵ちゃんと同じオッキナワン芸術大学の美術学部を受験することになった。
そして見事、合格出来た!
今まで、ボクの真似ばっかりしていた空里も、自分の道を飛びはじめたみたいだ。
空里のことは、同じ大学の香絵ちゃんと葵ちゃんとに、まかせることにした。
空里は、香絵ちゃんの所属している美術サークルに自分も入って、絵を描きたいって言っている。
葵ちゃんも、同じ美術サークルに所属している。
今も、街の美術教室で、香絵ちゃん、空里、そして葵ちゃんの3人でヌードモデルのお仕事もしているらしい。
葵ちゃんも、香絵ちゃんと空里といっしょに、このお仕事を始めて、楽しんで、このお仕事をやっている。
美術教室の生徒さんたちも、3人の羽の色を気に入ってくれていて、描くことを楽しんでくれているみたいだ。
アイドルユニット「ヌードモデルズ」のお仕事も、ボクは卒業して、かわりに新メンバーとして葵ちゃん加入した。
葵ちゃんは黄色の可愛い羽。
アイドルのお仕事の時も、3人とも、めっちゃ楽しんで活動している。
いろんな場所に行ってライブもしている。
空に行っては、鳥さんたちのためにライブや特典会をやり、海に潜っては、お魚さんたちのためのライブや特典会をやっている。
でも、どこでやっても、おかげさまで、そこの人たちに人気あって、みんな歌を聴いて、ダンスを見て、サイリウムも振ってくれて、特典会にも参加してくれている。
空里はアクセサリー製作にも、めっちゃはまっているみたいで、アクセサリーを作っては、お姉ちゃんのお店に送っている。空里の「クーリッシュン」っていうアクセサリーは、今では、かなり人気で、すぐに売れるらしくて、空里は、その売り上げで、また新しいアクセサリーをどんどん製作している。
お店の名前も今では「クーリッシュン」にしている。
羽に着ける可愛いアクセサリー、めっちゃ人気だ。
しかも空里は、自分で作ったアクセサリーを羽に着けて、YouTubeチャンネル「クーリッシュン」もやっていて、そちらもかなりの人気になってきている。
ボクは空を飛んで、人魚のダンサーのミールちゃんに会いに行ってみた。
空から、海を泳いでいるミールちゃんを見つけた。
「ミールちゃーん」
って、空から叫んだら、ミールちゃんにも聞こえたみたいで、空を見上げて、ボクに手をふってくれていた。
ボクは空から、海にザブーンと飛び込んだ。
ミールちゃんは、ボクのことをしっかりと抱きとめてくれた。
「こんにちは~。会いに来たよ~」
「こんにちは~。めっちゃ嬉しいわ~」
ミールちゃんと手をつないで、海の中をいっしょに泳いだ。
「ミールちゃん、空を飛んでみたい?」
「えっ?うんっ、飛んでみたい!」
ボクはミールちゃんのちっちゃな体をしっかりと腕に抱いて、海から空へと浮かび上がった。
「うわ~!空を飛んでる~」
ミールちゃんを抱いたまま、ちょっとだけ空をスーッと飛んで、海に戻った。
「ありがとう。あやめちゃん。はじめて空に舞あがったわ」
ミールちゃんも、空を飛ぶの、めっちゃ感激してくれた。
2人で食事をして、それから2人でえっちした。ボクも女の子みたいな体なので、2人のえっちも、女の子どうしの可愛いえっち。
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