【男1女3...混浴パーティナイ!】

でもあれ...おかしいな。

なんか変な気分になってきた......。


「どうしたの?」

「なんか...いや......。」


あれ...身体が熱くて...。

変だな......。


「ちょっとだけ誘惑してみました。」

「えっ?」

「魅惑のフレグランス...異性を虜にする香り...出してみました。」


どうりで...。

荒川さんを見ると胸がドキドキする。

......って、やば。


股間が反応してる!?


「ごめん、ちょっとトイレ。」


俺はその場を去るようにトイレへ入る。

しかし......。


「えと、あの。」

「監視員だからね...同行しないと。」

「そうなるんですね...。」


俺は仕方なくズボンを下ろすが...。

ギンギンだから...アレな。


このままだと枠に入らねー...。

いや......てかまた身体が。


「どうしたの?」

「いや......えっと...。」

「んー?」


こんな状態じゃ...出せない...。

すると...。


荒川さんがスマホを取り出すと、綾ねえの声が聞こえてくる。


「終わり、身柄は本部へ引き渡したから...信号お願い。」

「はーい。」

「......信号確認。」

「あっ藤村さん、402号室ね。」

「...って、ラブホじゃない!」


綾ねえが驚いていた。


「そうよ。」

「結衣...ナイス!」

「うん!」


何がナイスなんだよ!?

意味わかんないんだけど???


「なら莉紗ちゃんと合流してから向かいまーす。」

「はーい。」


今の会話で少し素に戻ったからか、若干俺のアレは萎えてきていた。


そのままトイレを済ますと、ベッドに戻る。

そしてウェルカムサービスのメロンソーダを飲みながら2人を待つ。


「思ってたんですけど、トイレとかお風呂まで一緒って恥ずかしくないんですか?」

「んー...訓練で慣れてるからねー。」


一体どんな訓練をしてるんだ...。


「でもちゃんと女の子だから興奮はするよ。」

「はぁ...へ?」

「若い男の子と一緒にいたら、そーいう事考えるでしょう?」


ホテルという雰囲気なのか、話の内容なのか。

それともこの甘い香りが原因なのか。


心臓の鼓動が止まらない...。

目線も合わせられない。


「特に金丸くんみたいな可愛い子...藤村さんもだいぶ溜まってるんじゃないかな。」

「溜まってる?」

「せいよく。」


......確かに。


「襲われてない、大丈夫?」

「んー......。」

「あら?...考えてるって事は思い当たる節があるのね。」


まあ...ありありですけど。

あんまり言うのもアレだし......。


そして部屋のドアが開くと、綾ねえと莉紗ちゃんが入ってくる。


「春くんただいま、寂しかった?」

「荒川さんがいてくれたからそこまで。」

「可愛くないなぁー...。」

「久しぶりなのだ。」


莉紗ちゃんが荒川さんに手を上げて挨拶をする。


「わー!莉紗ちゃん久しぶり!」

「まるで同窓会なのだ。」

「あはは、変わってないね!」


莉紗ちゃんは部屋を見渡すと、暫くベッドを見つめる。

そしてそのまま掛け布団の上から寝転んだ。


「損な役割ばっかなのだ。」

「報告書ありがとう、犯人の方は大した事なかったよ。」

「それは藤村さんだからよ...でも彼女の父親の方はやっかいよね。」


3人が仕事の話をする、正直興味津々だ。

難しい会話が続いたが一旦区切りが着いたようで。


「対策練らないとだね、今日はここにお泊まりかな。」

「え?」

「うむ...お風呂入れてくるのだ。」


莉紗ちゃんがお風呂場へ移動する。


「これは凄いのだ...みんなで入れる大きさなのだ。」

「なら4人で入っちゃおか。」


流石に4人は狭いんじゃ?

てか綾ねえ以外と一緒は流石に恥ずかしいんだけど...。


「訓練を思い出すね...お風呂タイム。」

「なのだ...懐かしいのだ。」


あれ?

もしかして莉紗ちゃんも同期なのかな?


「そうそう、3人は一緒に監視員になったの。」

「そうなんだ?」

「うん、今日は4人で混浴ね!」


...いや、えっと。

この人達に恥じらいはないのだろうか?

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