散歩の五百五十話 みんなとお土産を購入します

 温泉街への滞在もあと二日ですが、明日は王都に帰るので実質今日までになります。

 今日も僕達は温泉街に行って、ぶらぶらと観光を楽しみます。


「「「「ふんふんふんふーん」」」」

「シロちゃんも、フランちゃん達もご機嫌ですね」

「昨日美味しい食事が食べられたから、今日も食べられると思っているみたいだよ」

「私も美味しい物を頂きましたから、今日も期待しますわ」


 仲良く手をつないで前を歩くシロ達を、僕もスーもニコリとしながら見ています。

 観光地に来たら美味しい物を食べたいという事で、今日も甘味処をまわる予定です。

 まずは、軒先で美味しそうに焼かれている団子屋さんに向かいました。


「わあ、あんこ、みたらし、草団子。えーっとどれが良いかな?」

「うーん、全部美味しそうで迷っちゃう」

「じゃあ、全種類買っちゃおう」

「みんなで、食べ比べするよ」


 シロ達は、みんなで一本ずつ買ってシェアするみたいです。

 全種類食べると、いきなりお腹いっぱいになっちゃいます。

 という事で、全種類を二本ずつ頼んでベンチに座って食べる事にします。


「すみません、別にお土産として全種類を四本ずつ下さい。それを二つに分けて下さい」

「畏まりました」


 スーも、ヴィクトリー男爵家と王家へのお土産として団子を買うみたいですね。

 王都で待っている人達も、絶対にお土産を楽しみにしている気がします。

 僕も、念の為に全種類を二つ購入しました。


「はぐはぐはぐ、とっても美味しいね」

「うーん、あんこが美味しいよ」

「お団子も、もちもちとして美味しいよ」

「うまうま」


 既にシロ達は、ベンチに座ってお団子を楽しんでいました。

 僕もスーもお団子を食べるけど、これは中々美味しい。

 あっという間に完食して、次のお店に向かいます。


「えーっと、今度は何が良いかな?」

「あっ、お菓子屋さんがあったよ」

「行ってみよう!」

「行くぞ!」


 今度は、マカロンとかの小さいお菓子が売っているお店を見つけたようです。

 またもや、シロ達がお店に突撃していきます。


「えーっと、お土産用に二つ下さい!」

「じゃあ、好きなものを選んでね」

「「「よーし、選ぶぞ!」」」


 今度は、シロ達がお土産用にお菓子を選んでいます。

 選んだお菓子を缶に入れて貰って、マジックバックに入れました。

 僕たちも、幾つかお菓子を選んでお土産用に選びます。

 お土産はこれくらいで良いかなと思ったら、更にお土産を選び始めました。


「あとね、もう何個かお菓子をお土産に欲しいの。もう少し小さくていいよ」

「畏まりました。じゃあ、ちょっと小さい缶を用意しますね」


 どうやら、シロ達は他にもお菓子をお土産にするみたいです。

 そんなシロ達を見て、僕とスーも念の為にお土産を用意します。

 スーは、大きな缶も二つ追加でお土産用に用意しました。

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