散歩の四百八十九話 地下室の状況
カツン、カツン、カツン。
「うっ、うう……」
「おう……」
僕たちは、一階から地下に降りるのだが、階段の途中にくたばっている闇組織の構成員が。
ボコボコになっているので、恐らくアオではなくフランがやった結果っぽいな。
ささっと、騎士団が伸びている構成員を拘束して連行していった。
そして、地下に到着。
「あっ、シュンだ!」
「フラン、怪我はしていないか? あまり構成員はいなかったんだな」
「少なかったよ!」
フランとアオは、怪我も何もなく元気にしていました。
地下室を見回すとほぼ空っぽなので、アオのアイテムボックスにしまっているのだろう。
「何だか変なアイテムがいっぱいあったよ。良く分からないから、アオに任せちゃった」
「その判断は間違っていないぞ」
「えへー」
どんな物があったのかは、騎士団の詰め所にいってからだ。
僕は、色々と頑張ったフランの頭を撫でてあげました。
アオも、頑張ったと皆にアピールしていますね。
「うむ、地下室にしては大きいな」
「何があったかは、詰め所に戻って確認しましょう」
「「ブルル」」
ヘーベル枢機卿とガンドフさんが感想を漏らすが、地上の普通の部屋と同じくらいの広さがある。
もちろん、馬がいても全く問題ない広さだ。
どんな物が隠されていたのか、僕も興味あるぞ。
建物にはもう用事がないので、後の捜索を騎士に任せて僕たちは地上に戻ります。
「シュンさん、伯父様、お疲れ様です」
「「おかえりー!」」
「「ただいまー!」」
スー達治療班が僕たちを出迎えてくれたけど、どうやら怪我人の治療も無事に終わったみたいだ。
みんなが抱き合っているけど、ヴィヴィも頑張ったみたいだな。
「しかし、手際の良い治療だ。これほどの人を治療するとは」
「恐れ入ります。でも、武道大会の時に比べれば、全然楽でしたわ」
「ははは、屈強な男どもに比べれば、そりゃ楽だろう」
ヘーベル枢機卿と話すスーも、余裕って感じだ。
数十人はいただろう怪我人を全て治療し終えていて、今は聖騎士団が引き継いで様子を見ています。
武道大会の時は、言い寄ってきた馬鹿をぶっ飛ばしたりしていたから、そりゃ楽だろう。
「それでは、騎士団の詰め所に行って押収品の確認を進めよう」
「「「「はーい」」」」
こうして、急遽発生した闇組織のトラブルも解決です。
馬車の準備を進めて、僕たちは騎士団の詰め所に向かいます。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます