散歩の二百七十九話 シーフード三昧

 全員生活魔法で綺麗にして水着から私服に着替えたら、昼食はお待ちかねシーフード三昧です。

 通りのレストランに移動して、皆メニューを見て目を輝かせています。


「カニのパスタだって、とっても美味しそうだね」

「シーフードドリアもあるよ」

「お魚のメニューもいっぱいあるよ」

「じゃあ、皆で頼んだ物を分けて食べようね」

「「「おお! それがいい!」」」


 メニューを見て一品に決められないシロ達にスーがナイスアドバイスをしたので、食べる物も無事に決まったみたいです。

 美味しい料理は、いろんなものを食べたいよね。


「はい、お待ちどうさま。いっぱい食べるんだよ」

「「「美味しそう!」」」


 おかみさんが次々と良い匂いのする料理を持ってきて、シロ達のテンションは更に上がってきました。

 そしてぱくりと一口食べると、もう満面の笑みです。

 僕も食べるけど、ここの魚介類は味が濃いのかとてもいい味をしています。


「ホルン、これあげるね」

「ありがとう。じゃあ、フランちゃんにもあげる」

「じゃあ、スーお姉ちゃんシロとお料理を交換して」

「ええ、いいわよ」


 女性陣は、お互いに料理を交換してそれぞれの料理を楽しんでいます。

 そこそこ量もあるので、お腹もいっぱいになりました。


「シュンお兄ちゃんは、お魚料理できる?」

「ある程度はできるよ。流石にお店で出たみたいな物はできないけど」

「美味しければ全然問題ないよ!」


 昼食を終えてレストランを出ると、やはりというかシロが僕に魚料理について聞いてきた。

 他の女性陣も僕に期待を持った目を向けていたし、これは近い内に魚料理を披露しないといけないなあ。

 という事で、昨日も魚を購入したけど市場で追加の魚を購入していきます。

 ここの魚は味がとても濃いので、ただ焼くだけでも美味しい気もするよ。

 パスタ系かパエリアにすれば、主食と一緒に食べられそうです。

 こんな感じで、海辺の子爵領を満喫しました。

 因みに皆海で沢山はしゃいだので、宿についたらあっという間に寝てしまいました。

 海水浴って、意外と体力使うもんね。

 さて、明日からはまた旅を再開します。

 今度はどんな土地なんだろうな。

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