三百七話 久々の温泉宿
女性陣がマイク様とセシルさんの結婚式の話で盛り上がっていたので、急いで温泉宿に向かいます。
因みに、同行者にイザベラ様とマイク様とセシルさんとエマさんとオリビアさんも追加になりました。
追加の同行者は、温泉に入って夕食を食べたらマロード男爵の屋敷に戻るそうです。
「皆様、お待ちしておりました」
「おかみさん、お久しぶりね」
「ティナ様もお元気そうで何よりです」
事前に領主から連絡が行っていたのか、宿に着くとおかみさんは僕達の事を待っていてくれた。
今回は宿泊するのが僕達だけなので、全員部屋に移動する事に。
人数が多くて部屋がぎゅうぎゅうになるかなと思ったけど、広めの部屋を用意してくれたらしくスペースには少し余裕があった。
「少し休んだら、早速温泉に入りましょうね。一般客もいる様なので、騒がない様にね」
「「「はーい」」」
ティナおばあさまの注意に、リズとエレノアとミカエルが手を上げて答えています。
そのままリズとエレノアとミカエルは、ベッドの上にゴロゴロと転がっています。
サンディとルーシーお姉様も、リズ達と一緒になってベッドの上でゴロゴロし始めました。
スラちゃんとプリンも一緒になってゴロゴロしています。
「カレン様も椅子に座って休んで下さい」
「有難う御座います」
ティナおばあさまに促されてカレン様も椅子に座り、僕達もソファーに座った。
「風情のある、良い宿ですね」
「ここは一見様お断りの宿なので、客の質もとても良いのですよ」
セシルさんが紅茶を皆に入れながら、カレン様の質問に答えていた。
前回この宿に来た時も、宿泊客は感じのいい人だったよね。
お菓子も食べながら少しゆっくりしつつ、温泉に入る準備を進めます。
今回もミカエル以外は水着を着て温泉に入ります。
「この街には、公衆浴場になっている露天風呂もあります。安宿などで風呂がない所に泊まっている人が利用していますよ」
「俺もその露天風呂は利用した事があるぞ。冒険者も使っていたし、街の人も良く利用していたな」
ジンさんが冒険者の駆け出しの時にマロード男爵領で依頼をこなしていた時に、その露天風呂を利用したという。
今日は難しいけど、そういう公衆浴場も利用してみたいなあ。
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