(二)-8
教員と生徒たちがそれを見て講評し合う演習授業だった。
「では次、コントスターズ」
教員に言われて、古山、萩野、大岸の三人が他の生徒たちの前に出た。
そこで、三人はコントを披露した。
金だらいが古山の頭に落ちてくるオチまで演じると、三人は「ありがとうございました~」とお辞儀をした。
そう言って三人は元いた自分の席に戻った。
しかし古山たちのネタは、全くウケなかった。教室を包んだ静寂は、古山たちの心を痛めつけた。
その後、生徒たちの間から何件かの意見が出た後、教員の講評があった。
ただ、その内容について、三人の耳には全く届かなかった。
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます