第391話
E国語色んな国の人間が喋ってね?
と言うのはリアルの英語のように世界の共通語として、もっとも広まっているからとお考え下さい。
国によって発音やアクセント等の若干の違いはあり、イギリス式英語やアメリカ式英語のように若干種類が違いますが。
全てまとめてE国語と表記されています。
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「入場許可証は発行した当日しか使用出来ませんが問題ないでしょうか?」
「はい。ダンジョンの攻略ではなく、魔物を間引くぐらいだったら今の時間からでも問題ないので」
進んでも2階層までのつもりだし、今からダンジョンに入っても日付が変わる前には出てこれるだろう。
帰りは転移だから時間かからないし。
「そうですか。では、どのダンジョンの入場許可証の発行をご希望ですか?」
「C1ダンジョン」
旧C国のダンジョンはC+数字の名前が割り振られている。
C1ダンジョンはスタンピードが発生した時にワイバーンを放出したダンジョンだ。
「C、C1ダンジョンですか!?現在旧C国で発見されているダンジョンで一番難易度が高いと言われているダンジョンですか……」
「一番難易度が高いと言われても、あそこのスタンピード俺ひとりで止めてるし。俺からしたら他のダンジョンと大して変わらないので」
実力を疑われる程実力を隠して活動している訳じゃ無いんだけど。
やっぱり人間の姿だと弱く見えて俺が色々暴れた記録が信じられないとか?
個人情報が記録されているICチップが入っているバッジが有るし、俺が誰なのかはわかってる筈だし。
まぁ、正規の手順で手続きしに来てるしどう思われようが入場許可証を発行して貰えるだろう。
「そ、そうですか。かしこまりました。C1ダンジョンの入場許可証を発行致しますので少々お待ちください。入場許可証の発行が出来ましたらこちらの番号でお呼びいたします」
番号札を受け取り近くの長椅子に座る。
俺以外にこの時間から入場許可証を発行して貰うような人はいないので5分ぐらいで番号を呼ばれ入場許可証を受け取ることが出来た。
すぐに転移でC1ダンジョン入口に移動しようと思ったけど。
ここは基地なわけだし人の出入りは厳しく記録されてるよな。
そんな場所を転移で勝手に出入りすると文句言われるか…
色んな国が関わっている訳だし尚更。
取り敢えず、転移を使うのは基地の外に出てからにしよう。
基地の出入りは通常、なにか乗り物に乗った状態でおこなわれるので、歩きでゲートを通過する俺はもの凄く目立つけど。
入る際に龍の姿を見せているので特に止められること無く外に出ることが出来た。
転移する時にゲート方面が騒がしくなったけど。俺の転移を初めてみたから驚いてるだけだろう。何度か見れば慣れるだろう。
C1ダンジョンの入口を警備している兵士達にまた驚かれながら入場許可証を渡してダンジョンの中に入る。
「相変わらず、凄い雷雨。こんなにゴロゴロ雷が落ちてたら空を飛んでるワイバーンにも当たりそうなもんだけど。ダンジョンによって召喚された魔物には当たらないようになっているのかな?」
そうじゃなきゃ雷雨のギミックが冒険者に有利に働いちゃうし。
ワイバーンなら雷直撃しても効かない可能性もあるか……
まぁ、何かしら対策されてるんだろう。
雷太の使う雷魔法と比べるのが可哀想なくらい小規模な雷だし、当たったとしてもダメージはないはずなので普通に空を飛んで魔物を探す。
ダンジョンなんだしワイバーンしか出現しないって事は無いだろう。
そう思って、すれ違うワイバーンを文字通りワンパンで倒しながらワイバーン以外の魔物を探していると。
全身に電気を纏ったワイバーンと遭遇する。
ライトニングワイバーンと言う雷ブレスを吐くことが出来るワイバーンみたいだけど。
雷太の完全下位互換以外のコメントが出てこない。ままワンパンした。
「へぇ。ワイバーンに雷が落ちるとライトニングワイバーンになるんだね」
間引きの為にも来ているので、視界に入ったワイバーンを片っ端から倒していると。
1頭のワイバーンに雷がクリーンヒット。
するとワイバーンがライトニングワイバーンに進化?した。
ワイバーンとライトニングワイバーンの違いってブレスの種類が変わったぐらいでそれ以外は全く同じなので、進化とは違うかもしれない。
進化と言うより亜種って感じかな。
「そろそろ帰るか。と言っても最後に2階層に足を運んでおかないと」
ワイバーンとライトニングワイバーン以外の魔物は出現しないかな?と1階層を飛び回っている間に結構時間が経ってしまい。
入場許可証を発行して貰った場所にもう一度行くことを考えると日付が変わってしまいそうな時間になってしまっていた。
次きた時は2階層から始められるように先に進む為の魔法陣に乗って2階層に行くだけ行ってその後は転移を使ってC1ダンジョンを脱出した。
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読んでいただきありがとうございます。
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