第362話
「数日 、魔人の動きを確認してからって思ってたけど。もしかしたらそんな余裕も無いかもしれないって事で取り敢えずこの街を少し離れて、邪神と創造神が最後に戦ったって場所に向かって手がかりが無いか探しに行こうと思います」
もしかして、邪神復活仕掛けてる?疑惑が浮上して来たので、数日ぐらいは休日って事でゆっくりしても問題ないだろうと思ってたけど。
そんな事言ってらんなくなってしまった。
と言っても創造神復活に関係する情報で、これだ!って言う決定的なものは無いんだよな。
現状これもしかしたら関係あるかも?って情報しか持ってない。
この世界の人に頼ろうにも。創造神の復活方法なんてしってる人いなさそうだし。
とりあえず向かうことにした邪神と創造神が最後に戦った場所で何かヒント的なものが手に入ると言いけど……
どうだろうな。言い伝えが残ってるんだから調査はされてるだろうし。そう言う決定的な情報が残ってたりするかな?
一応その土地はどこの国のものでも無い空白地域になっているらしい。
周囲が生命が何も育たない不毛の地だからかも知れないけど。
「本に書いてあった地名をヒントに精度の低い地図で何となくの方向はわかってるけど。結構遠いっぽいけど。今のところ有益そうな情報そこだけだものね」
ソフィアの了承も出たので、今回は2人で例の邪神と創造神が最後に戦った場所に向かう。
盗賊や魔物に襲われてた商人や貴族を助けたりしつつ2日程で例の場所の周辺に到着した。
いやーこの大陸かなり広いね。地図を見ただけじゃ実感なかったし、混沌大陸も小さい訳じゃないけどAUS大陸と同じぐらいだったから。
他の大陸も地球の大陸以上にでかい大陸はないのかなと思ってたけど。全然そんな事無かった。
いやまぁ、ソフィアを乗せてるから最高速で飛んでないとはいえ丸2日かかるって結構な距離だよ?
「それにしても、かなりの距離移動したってのもあるのだろうけど。盗賊とか魔物に襲われてた人達多すぎないかしら?」
確かに何度も助けたね〜。正直これが1番時間かかった理由だと思う。
助けてすぐにさようならって出来ないし、特に貴族。
まぁ、でも魔物が活性化しているっぽい?って事が助けた人たちとの会話で分かったのでやっぱり邪神が復活しようとしているっぽい。
それでも、俺たちがいた街以外に魔人に襲われたところは無さそうなんだよね。
助けた人達の知っている範囲での話だから、魔人に襲われた場所が俺たちがいた場所以外にも有るかも知れないけど。
「で、1面雪景色ね」
かなり移動して来たからだろうけど。俺たちがいた街は日本の春って感じの気候だったけど。
今いる場所は地面に降りたってみたら腰ぐらいの位置まで雪が積もってるし、雪も現在進行形で降っている。
木すら生えて無いから雪以外に障害物は見当たらないけど。ヒント探し大変そうだな。
「大きなクレーターが幾つも出来てるって書いてあったけど。1箇所以外雪に埋まっちゃって見ただけじゃ分からないね」
クレーターが大きいおかげで埋まりきってないって感じだな。
というか、あのクレーターが完全に雪に埋まっちゃってたら、ここが邪神と創造神が最後に戦った場所だって気づけ無かっただろう。
「雪を溶かしながら探すしかないわね」
「だよねー。他にもやりようは有るだろうけど。それが1番早いよね」
雪を溶かして水を蒸発させるぐらい、呼吸をするのと変わらないぐらい楽に出来るし。
取り敢えず、1番巨大なクレーターを中心に雪を溶かして探索してみたけど。
特に何か発見する事は出来ず。
夜になったのでディメンションルームに入って、今日の探索はここまで続きは明日。
広範囲の雪を一気に溶かすのは遠くからここを監視している組織とか国がいた場合。
何か起きたのでは!!と驚かせちゃうかなと思ってた遠慮してたけど。
そもそも。広範囲じゃなくても雪を溶かしてコソコソ何か探している時点で不審者かと気づいたので明日からは開き直って広範囲の雪を一気に溶かしてしまおうと思う。
なので明日は何かしら見つかるんじゃないかな……って思っているけど。見つから無かったらどうしよう?
ダメ元でこの世界の人に色々聞いてみるか。
メナージュに考古学者を紹介してもらったりすればヒントの1つぐらい手に入るかな。
夕ご飯を食べ終わって 、ゆっくりしながら明日以降について考えていると、モニター越しに外を警戒していたスゥが吠え始めた。
どうやら外で何か異常事態が起きたらしい。
ソファーから立ち上がり、外を映しているモニターを確認すると、月が赤く光り魔物が大量に出現している。
この場所は魔物を含め生き物が一切存在しない土地だって話だし、実際に外にいた時は一度も魔物と遭遇しなかった。
怪しいのはどう考えても赤く光っている月だろう。
本来出現しない場所で魔物が一斉に出現するか。
異世界中で起きてるとしたら大事件だけど。
大丈夫だろうか。
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