第264話
「良いな沖縄。俺も観光したい」
「いや、俺も観光はしてないからな?それに沖縄には修学旅行で行くじゃん」
昨日はソフィアが俺の作った料理を褒めてくれるからどんどん料理するのが楽しくなった結果。
夜遅くに揚げ物まで始めてしまった結果、日付が変わってから後片付けをする羽目になってしまった。
アジフライ美味しかったけどね。
素材が良かったおかげで俺が作ってもちゃんと美味しかった。
母が料理した方が美味しいと思うけど。
「そうは言っても修学旅行で行けなさそうじゃん」
確かに、修学旅行実行されるか微妙だよな。
今年は確実に中止だろう。
修学旅行は二年生の冬に実施だから、なので俺たちは来年実施だけど……確実に中止だろうな。
「那覇ダンジョンは確実に何度も行くだろうからその内一緒に連れてって上げるよ。戦力として活躍出来るようになったら」
水中で活動できる魔物を従魔に出来たらだけどね。
サティは雷を使って攻撃するので那覇ダンジョンに連れていくのはフレンドリーファイア的な意味で怖いので連れていけない。
被弾したところでダメージを受けることは無いだろうけど。
と言っても勝彦のテイムスキルは〈羊飼い〉と言う羊限定のテイムスキルだ。
水中で活動できる羊なんているのかな?
まぁ、顔が羊の悪魔もテイムできる見たいだし。探せば居るだろうきっと。
「そろそろ、サティ以外にも従魔を増やした方が良いかなって思っていたし。少し候補を探してみるか」
テイマーの強みは数だろうから何時までもサティだけではなく、そろそろ新しい従魔を増やしても良いだろう。
スペース上の問題もあったんだろうけど。
モンス〇ーボール見たいな便利なアイテムはないから、普通に家でお世話してあげないと行けない。
フィロ見たいにダンジョンでそのまま暮らして貰うってのも1つの手では有るけど。
ほかの冒険者から狙われる可能性だって有るし。
ずっとダンジョンで生活させるってのは危ないからね。
だからこそ、水中で活動できる魔物を従魔にする難易度が更に上がっちゃってるんだよね。
テイムしたとして、水中でしか活動できない系の魔物だったら、ダンジョンから連れ出すのも大変だし。
連れ出すのに成功したとして、その魔物が暮らせるような設備を家に整えない整えないと行けないんでしょ?
大変ってレベルじゃないよね。
だからこそ那覇ダンジョンを調査する為にテイムするなら水陸何方でも生活出来る魔物が良いだろうって思った訳だね。
カエルとかの両生類系の魔物が良いんじゃないかな?と個人的には思っている。
もしくは海獣類とか?
海獣類ならある程度の時間陸上で活動できると思うし。
そう考えると、ビーバーとかカワウソとかも行けそうだな。
そう考えると思ったより選択肢があるな。
と言ってもSCSFに売る予定のテイム系のスキルの書は〈両生類使い〉なのでアザラシとかアシカとかビーバーやらカワウソみたいなのはテイムできないけどね。
大穴でセルキーってのもありだな。
妖精のセルキーはいてもダンジョンに作られた魔物なセルキーがいるかは知らないけど。
もし、セルキーをテイム出来れば水中で活動するのがかなり楽になるだろうな。
「何時までも話してないで、そろそろ頼まれた事を終わらせちゃおう。今日は俺が帰ったら家でクロマグロの解体をするって事になってるから」
今朝、母が『お母さん映司が学校に行っている間、動画を見てマグロの解体方法の勉強をしておくから』って言ってたけど動画を見ただけであのサイズのマグロを解体出来るものなのか?
完璧には無理だとしても食べれないって事は無いだろう。
なんてったってあのサイズだ。食べるところが全部無くなるという事は無いだろう。
頼まれてることってのも体育館の天井に挟まっているバレーボールとかバスケットボールを回収してくれないかと言う簡単なものだあらね。
勝彦とだべってなければ数分で終わるお願いだ。
人の姿のまま天井近くまで飛んで鉄骨の間に挟まっているボールを外して下に落とす。
勝彦は落としたボールを拾う係だ。
10分程で作業が終わり勝彦と別れて、家に帰る。
勿論、転移を使って帰ったので一瞬で家に帰ってきた。
通学のために電車に乗ったりしなくていいのは本当に楽だな。
「ただいま……何その包丁?」
家に帰ると中に誰も居なかったので中庭に出てみると、皆中庭に勢揃いで母は刃渡りが60cmぐらいありそうな包丁を持っていた。
「かなり大きなマグロなんでしょう?折角なら、しっかりとしたマグロ包丁を用意しようと思ってクラリスちゃんに包丁の専門店に連れて行って貰って買ってきたの」
そのお金何処から出てきたの?って思ったけど。ファンタジーアップデート後に俺が稼いだお金を使わなくたってマグロ包丁を買うぐらいのお金は貯金されてるか。
家族なら誰でも使っていいお金って渡してるのも有るから使われたところで問題もないし。
これからも定期的にマグロを解体する事になるだろうから、本格的な包丁があっても悪くないだろう。
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読んでいただき有難うございます。
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