第130話
「まぁまぁそう焦らないでください。時が来たら、神域に招待するためにこちらら出向くとお伝えしたでしょう?」
俺が宇迦之御魂神様と荼枳尼天様と合える条件をクリアしたらこっちから迎えに行くてきなこといってたなそういえば。
神と接触出来るようになる条件って、地球に人格があることを知ることだったのか?
それぐらいしか現状条件っぽいものはクリアしてないけど。
(本来は自身が神の領域に足を踏み入れるか。神の眷族になる、これが神域に入り神と直接会話をする為の条件です。そこで地球の人格についてなど、色々と教えられることになるのですが…)
俺がモノすっごいショートカットをして、条件をクリアする前に地球にも人格があることを教えられて、地球の人格本人とも会話をしてしまったから。
条件をクリアしたわけじゃないけど、神域にいる神とも会えるようになったって訳か。
あと地味に会話が念話を使ってに変化している。最初からこっちの思考は楓さんにダダ漏れだったけど。
ヴァンパイアっ娘もいるから念話を使って伝えてくるのは当然か。
地球の人格について教える訳には行かないし。
「と言う訳で、こちら招待状になります」
ヴァンパイアっ娘に聞かれちゃまずい会話は終わったので、念話じゃなくて普通の会話方法に戻る。
渡された手紙を読んでみると、10月のある日に出雲に来るようにといった内容だった。
「神の宴に参加しろってことですか?」
「そういうことになりますね」
今は六月、と言ってももうすぐ7月になるけど。
となると後、二ヶ月ちょっとしか時間が無い。
E国に行ってテロリストと戦ったり、天王陛下と直接会うことが決定してたり。
出品するだけとはいえ、オークションに関わったり。
これからも、こんな感じで突然、超重要な用事が入ることがあるだろうし。
SCSFの隊員募集の試験官を手伝ってくれとも言われてるんだよね。
現在は書類審査をしているところで、俺が頼まれてるのは、戦闘員として募集してきた人との模擬戦だ。
これも出来れば請けたいと思っている。
〈主婦〉とか〈メイド〉とかみたいな一見よく分からないスキルに見えて、いくつかのスキルが複合されてるスキル持ちとかに会えるかもしれない。
色んなスキルについての知識をつけておくのは割と重要だからね。
初見殺し要素が強いスキルとかもあるだろうし。
正直、もう高校に通う時間が取れる気がしない。
と言っても流石に高校は卒業しときたいな〜
なにか方法を考えておこう。
今は楓さんに参加させてもらうと返事をしないと。
「分かりました。喜んで参加さあせて頂きます。ところで参加できるのは俺だけってこといなるんですかね?」
「そうですね。仙人の方も参加する資格は有していますが。今回は映司様のみの参加とさせて頂きます」
ちょっと所ではなく、かなり心配だけど。
こう言われちゃ一人で行くしかないな。
10月までに何とかして種族進化しよう。
今の中位龍のままじゃ、無事に帰って来れない気がする。
そうなると取り込むだけで、強くなれる。
須佐之男から預かってる草薙剣のパワーアップさせる宝玉がすごい魅力的に見えてくる…
と言っても実際に使う気にはならないけど。
炎神龍になれなくなっちゃうし、これは天皇陛下に渡すものだからね。
「わかりました。では10月にまた」
「そうですね。まぁ、伏見稲荷大社の神域に来ていただければ何時でも歓迎させていただきますよ」
「それはそれで、凄い魅力的ですけど。既にスケジュールがカツカツなので…」
「それじゃあ仕方ないですね。それでは10月に会えるのを楽しみにしています。後、ご馳走様でした。大変美味しかったです、これは料金として置いていきますので、これを作った料理人の方にお渡し下さい」
そう言って三徳包丁を一本おいて楓さんは消えた。
料理系のスキルを持った人が、この包丁を使って料理すると、追加効果が強化されるらしい。
この包丁無しでも、体力回復だったりかなり効果があったけど、それがさらに強化されるわけか。
この包丁以外にも同じような効果を持つ調理器具を集めて効果上昇させる効果が重複する場合。
料理スキルのバフ無双始まっちゃう?
その可能性ある気がする。
バフを無効化する。いてつ〇はどう的なスキルを習得しといた方がいいかも。
俺の場合はバフを打ち消す炎を作り出せばいいだけかもしれないけど。
他の人にも対抗手段があった方がいいだろうし。
現状では体力回復だとか免疫力上昇みたいな効果しか付与できないみたいだけど。
魔法系スキルが使用してレベルを上げることで使える魔法が増えるように、料理スキルも料理を沢山作ることで付与でできる追加効果の内容が増えるかもしれない。
攻撃力上昇とかみたいな身体能力をあげる効果を付与できるようになった場合、マジで料理ゲー始まる可能性あるからな。
と言っても料理を作っているだけで新しい効果を料理に付与ができるようになるのか。それとも、魔物を倒してレベルをあげる必要があるのか。まだまだ分からないことだらけだからな。
レベル上げしなきゃ行けない場合、戦闘に使えるスキルを習得して貰ったり、魔法系スキルがなくても魔法攻撃が使える魔導具で武装するとか対策が必要だし。
すぐに実験はできないかな、俺が母と一緒にダンジョンに行ってパワーレベリングすればわかる話かもしれないけどね。
と言っても普段のほほんとしている。母が魔物に攻撃できるのかな?
家妖精がいるから母のレベル上げ自体は出来ると思うけど。
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