9.およそ1億5038万キロメートル
食堂を出て、廊下の角を一つ曲がる。周囲に人の気配は無く、二人の足音だけが規則正しく響く。
「慧くん、ありがとね」
丸みを帯びた優しい声。宵月に放っていた冷たく重い声とは、かなり印象が異なる。
もっとも、その前の正也やニアとの会話や食堂を出る直前に慧に声を掛けた時も柔らかい声ではあったが、それと比べても明らかに角が取れている。
「何の話ですか」
「宵月ちゃんのこと」
「あれは俺だけの言葉じゃありませんよ。正也とニアの言葉でもあります」
「それは初耳。でもそういう事じゃない。分かってるでしょ?」
「……はぁ」
深く息を漏らす。それを肯定と受け取った朝陽は、子供みたいに陽気に笑う。
「慧くんの言葉が無かったら、宵月ちゃんはきっとあそこで何も言えなかった。だから、ありがとう」
「俺はただ、宵月の言葉が許せなかっただけです」
「それでも良いよ。君のお陰で宵月ちゃんがまた立ち上がった、その結果は変わらないからね」
嬉しそうに朝陽は会話を打ち切った。鼻歌でも聞こえてきそうなくらい、朝陽の足取りは軽い。
「そっかぁ、二人で、かぁ……。宵月ちゃんからそんな言葉が聞ける日が来るとは」
ひとりごちる朝陽。それは無理して上機嫌を装っている訳でも、明るく振舞っている訳でもない。むしろこっちこそ東童朝陽の素なのだ、と慧は肌で理解した。
さっきまでの冷淡な演技に舌を巻きつつ、更にもう一枚被った皮を剥ぎに掛かる。
「何で宵月に冷たい態度を取るんですか。本当は宵月の事が大切で仕方ないのに」
「大切で大好きで大事だからこそ、だよ」
朝陽がおもむろに足を止めて振り返る。
まだ高かったはずの夏の日差しはいつの間にか傾いて、橙色の光が長細い影を伸ばす。
「慧くんは兄弟や姉妹は居るのかな?」
「いませんけど」
「それは残念。妹ってね、凄く可愛いんだよ。私が五歳の頃、生まれたばかりの宵月ちゃんが私の指を掴んでくれたの。手の小ささも柔らかさも温かさも握る強さも、全部覚えてる。あの瞬間から、私はお姉ちゃんになった。妹が出来た」
「はあ」
要領を得ない語り口に、生返事をしてしまう。
「その頃には私はもう東童の家の事や自分に求められている事を理解してて、色んな稽古事や勉強をやらされてたけど、真剣に取り組むようになった。誰かに言われたからじゃない。お姉ちゃんとして、妹にカッコいい所を見せたい、それだけの理由で私は頑張れた」
自分の頑張る理由に他者が結びつく感覚。それ自体は一人っ子の慧にも共感出来た。
「それから宵月ちゃんも成長して、私も結果を残し続けてて、宵月ちゃんが四歳の時に言ってくれたの。『おねえちゃんすごい! わたしもおねえちゃんみたいになりたい!』って。丸い目をキラキラさせて……、可愛かったし、嬉しかった。私を見つめる憧れの視線が、心地良かった」
過去を懐かしんで話す朝陽の瞳は本当に嬉しそうで、見ているだけで釣られて頬を緩めてしまいそうになる。
「だから私はもっともっと頑張った。丁度その頃に私の想造者としての能力も発現して、毎日が一気に忙しくなった。宵月ちゃんにも東童家の次女としての教育が始まって、中々顔を合わせる機会は減っていった。それでも宵月ちゃんにとって誇れるお姉ちゃんであるために、またおねえちゃんすごいって言ってもらえるように、私はがむしゃらに頑張った」
「そしてメキメキ才覚を発揮した、と」
「うん」
即答。
「元々要領の良い子供ではあったけど、想造者としての能力には特別才能があったみたい」
「謙遜とかしないんですね」
「私に生まれ持った才能があったのは事実だからね。もちろんそれに胡坐をかいて努力をしなかった訳じゃない。でも、そこで謙遜するのは持つ事の出来なかった人への嫌味になる。だから私は無駄な謙遜はしないよ」
朝陽の言葉は驕りでも嘲りでもない。持つ者としての自覚と責任を理解しているが故のその姿勢に、慧は宵月の事を幻視した。
それが姉妹別々に獲得した思想なのか、東童家としての家訓なのかは慧には分からないが、持たざる者である慧は何も言えなかった。
「でも、私には大事な事が見えてなかった」
陽だまりのような声に陰りが落ちる。
「時々会う度に、宵月ちゃんは私を褒めてくれた。そして二言目には『私もお姉ちゃんみたいになりたい』って言うの。妹の憧れの対象で居られてる。そればかりが嬉しくて、宵月ちゃんの辛さに気づいてあげられなかった」
「……宵月はずっと『東童朝陽の妹』だった」
朝陽は無言で頷く。
宵月が不出来だった訳ではない。宵月が努力を重ねて残した結果も、世間一般では十分上位と言えるものだ。しかしその数歩先には常に朝陽の足跡があった。そしてそれを追えない宵月に周囲は身勝手に落胆し、宵月を責め続けた。
それでも宵月は諦めなかった。もっと先に届くように、努力を止めなかった。
宵月にも少なからず才能はあった。それこそ真正の天才である朝陽の後を追いかける事が出来る程度には、先天的に恵まれていた。
「宵月ちゃんが想造者に目覚めてから初めて会った時、宵月ちゃんが『姉さんは凄いですね』って」
「……」
ただ一つ、東童の次女として最も望まれていた想造者の素養を除いて。
「そのとき初めて、宵月ちゃんの泣きそうな顔を見た。すぐにおかしいって気付いた。でも、何があったのか分からなくてあたふたしてる間に、宵月ちゃんは『ごめんなさい』って走って私の前から居なくなった。私が宵月ちゃんの状況をちゃんと知ったのはその後。きっと周りの大人は私の耳に入らないようにしてたんだと思う」
問い詰めた使用人の人も随分言いにくそうにしてたし、と言い加えて朝陽は力無く笑う。これまでの華やかな笑みとは違う、萎びたその表情はどこか痛々しい。
「私は私が許せなかった。宵月ちゃんから貰ってばかりで、何も分かっていなかった。私、お姉ちゃんなのにね」
シニカルに口元を吊り上げ、脱力して窓枠へともたれ掛かる。透明な窓ガラスは朝陽と外気が触れるのを頑なに阻む。
「だから一回、全部やめちゃおうなんて考えた事もあった。私が結果を出すほどに宵月ちゃんが苦しめられる。そんなの何も意味が無い。いっそのこと宵月ちゃんと一緒に東童の屋敷を飛び出して、もっと気楽に、もっと幸せに暮らせる場所へ逃げちゃおう、って」
「でも、そうはしなかった」
今の東童朝陽という人物は誰もが知る有名人だ。これまで積み上げてきた経歴には何処を見ても華々しい功績が連なり、朝陽の双肩には数多の重責と重圧が覆い被さっている。それはかつての朝陽が思い描いた姿と一致しているとは言い難い。
慧の問いに朝陽は首を横に振った。
「いやいや、私は結構本気だったんだよ? 屋敷からの脱出経路もそれに適した時間帯も入念に調べ上げて、行き先だけは決まらなかったけど計画も複数パターン固めた。あとは宵月ちゃんにそれを提案して実行するだけ、ってところまで行った」
逃げた先で、朝陽と宵月が共に幸せに過ごせる場所。それだけは当時の朝陽にもどうしても思い浮かばなかった。
「計画の事を宵月ちゃんに教えようと私は夜中にこっそり宵月ちゃんの部屋に向かった。両親も使用人の皆も、普通ならもちろん私もぐっすり眠ってるそんな時間。なのに宵月ちゃんの部屋からは灯りが漏れてたの――」
日中に自由な時間は少なく、大人にバレずに内緒の話をする暇はもっと無い。だから朝陽は草木も眠る深夜に宵月の部屋を訪れる事にした。
寝ている宵月を起こしてしまう事に申し訳なさは感じつつも、宵月の苦しみを知ってから既に三日も経ってしまっている。少しでも早く宵月の力になりたいと考える朝陽の気は焦っていた。
真っ暗な廊下の中、ドアの隙間から漏れ出ている白色の光は嫌に眩しく感じた。
最初は、電気を消し忘れたまま眠ってしまったのかもしれないと考えた。
想造者としての稽古は体力だけでなく精神的にも負担が掛かる。感じる疲れは通常の運動とは比べ物にならない。まだ小さく――と言っても当時の朝陽も本来ならまだまだ子供とされる年齢だが――想造者特有の精神疲労に慣れていない宵月ならその疲労はひとしおだ。自分の意思とは関係無しに寝入ってしまう事もあるだろう。
朝陽がドアノブに手を掛けようとした瞬間、独りでにドアが開いた。
「ふう……って、わっ!? お姉――ムグッ」
「ちょ、宵月ちゃん! 声大きい!」
宵月の口を咄嗟に手で塞ぐ。朝陽は宵月のしっとりとしたほっぺの柔らかさに感動したがそれは口にせず、宵月が落ち着くのを待った。
手のひらの中で数度呼吸を繰り返し、宵月がコクリと頷く。口の覆いが解かれると、ぷはっと大きく息を吸い込む。首から提げられたタオルの端が揺らめく。
それから僅かに朝陽を見上げて、すぐに顔を伏せた。一瞬だけ見えたその顔が暗く落ち込んで見えたのは、夜闇のせいではないだろう。朝陽の胸が痛みを訴える。
「ど、どうしたんですか、姉さん。こんな時間に起きてるなんて」
「それ、は……こっちの台詞だよ。どうしてこんな時間まで起きてるの?」
自分のせいで傷ついている宵月にどんな顔をして接すれば良いのか分からず、素っ気ない語調になってしまう。
朝陽は自分が今の宵月くらいの歳だった頃の事を思い返すが、こんな時間まで起きていた事は一度も無い。十四歳の今でも自発的に夜遅くまで、それも日付が変わるほどまで起きている事はそう多くない。
それ故に、宵月が何故こんな時間まで起きているのか全くもって検討が付かなかった。
もしかしたら宵月も自分と同じ事を考えていたのかもしれない。そう思えて、朝陽は一気に高揚感を覚えた。
「えっと、特訓……してたんです」
「……え?」
だから、俯いたままの宵月が発した言葉は予期しない言葉だった。
開けっ放しの部屋のドアの隙間から見える宵月の机には分厚い本が幾つも積み上げられていた。背表紙に記されたタイトルから、それらが想造者の能力や素質、技能に関する本である事が推察出来る。
積まれた本には見覚えがあって、どれも家の書斎に置いてある物ばかりだ。とは言っても存在を知っているだけで、朝陽には必要無かったため手に取った事も無い本ばかりなので詳しい内容までは分からないが。
「私には姉さんみたいな才能はないかもしれないけど……でも、やっぱり、姉さんみたいにカッコいい人に……私も、姉さんみたいに……なりたい、から……」
震える声で、一つ一つゆっくりと言葉を続ける。しゃくり上げるような声未満の声が聞こえた。
宵月はタオルで目の周りを擦る。拭いきれなかった雫が足元のカーペットに染みを作る。
「あ、あれ……? ご、ごめんなさいっ!」
誰に対して、何に対して謝っているのか、朝陽はあえて聞かなかった。考えうる最悪の答えを、万が一にでも宵月の口から聞きたくなかった。
「宵月ちゃんは、辛くない? 逃げたいって、思わない?」
代わりに、望む答えを求めて問う。鈍り始めた自分の決断を再度尖らせるための言葉を、宵月に求めた。
辛くて苦しくて、今にでも心が壊れてしまいそうだとでも言ってくれれば、それで良かった。それだけで朝陽は全てを投げ出して宵月を連れ、部屋の窓から外の世界へ繰り出す覚悟が出来ていた。
「……でも、姉さんならどんなに大変なことからでも逃げない……。ですよね……?」
宵月はゆっくりと顔を上げ、朝陽の眼を見る。少し赤く腫れた瞳には、弱々しくも確かな意志の光が宿っていた。
自分の事を信じる純朴な視線から、朝陽は眼を逸らす事が出来ない。
違うと言いたかった。今ここに居るのは宵月と一緒に逃げるためで、それだって宵月を守る事で自分が許されたいだけだ。カッコいい姉という、唯一見つけた拠り所を失いたくないだけ。
だが、宵月は諦めていなかった。朝陽が自ら形成した虚像を見て、それを信じてくれている。カッコいい姉の姿に、憧れている。
「だから、大丈夫です。私、もっともっと頑張って、姉さんに追い付いてみせます。私が頑張る間にも、姉さんはうんと先に行っちゃうと思います。でも、絶対に」
まだ少し潤んだ瞳で。震えを必死に抑えた声で。宵月が語る理想を、無理だと掃き捨てる訳には行かなかった。自分を信じてくれている妹を、姉として信じたい。
ならば、自分がやる事は宵月の手を引いて逃げる事ではない。
宵月を信じて、いつか宵月が追い付いてくるその日まで、カッコいい姉としての背中を見せ続ける事だ。
「……そっか」
質問の真意を知らない宵月は朝陽の曖昧な相槌の意味も分からず、僅かに首を傾げた。
「そういえば姉さんはなんで起きてるんですか? いつもは寝てます……よね?」
「あぁー、ちょっとトイレに行ってたの。宵月ちゃんは寝る前にはトイレ行くの忘れずにね。……もしも一人が心細かったら、一緒に行ってあげよっか?」
「だ、大丈夫です! 一人で行けますから、姉さんはお部屋にもどってゆっくり寝てください」
子供だから、とからかわれていると思ったのか、宵月は少しムキになって言葉を返す。
朝陽にそんなつもりは無かったが、その幼い反骨心は子供っぽくて可愛らしかった。
「じゃあね、おやすみ。宵月ちゃん」
「はい、おやすみなさい。姉さん」
ドアが閉じられ、暗闇が視覚を覆う。漏れる光が僅かに足元を照らしていた。
「――私が宵月ちゃんにしてあげられるのは、手を取って隣を歩くことじゃなくて、あの子の先に居ることだけ。だから、私はこれで良いの」
「……馬鹿だ」
「あははっ! 酷い言いよう」
「じゃあ、不器用でも良いですよ。あなたも宵月も、不器用すぎる」
慧は半ば絶望にも近い呆れを覚えた。冷めて見える姉妹の関係性。それを生んだのは他でもない、互いを想い合う気持ちだった。
朝陽は宵月にとって誇れる姉であるために、宵月は憧れた朝陽に近づくために。
憧憬と愛情と信頼によって互いを呪い合った二人を、不器用以外に何と言えようか。
「そんな不器用な子だけど、これからも一緒に隣を歩いてくれるとお姉ちゃんは嬉しいな」
「……出来る限りは頑張ります」
慧の台詞を照れ隠しと捉えたのか、朝陽は満足そうな顔で頷く。
「うん。じゃあ私は本当に帰ろうかな」
「エスコート、要ります?」
「ううん。五年前とは言え母校だしね、道くらい憶えてるよ。というか、行きは来れてる訳だし」
「でしょうね」
朝陽は窓ガラスから背を剥がして、歩き出す。
数歩目で、朝陽は思い出した様に言った。
「あ、もちろんこの事は宵月ちゃんには内緒だよ?」
「分かってますよ」
「まあ言ったところで宵月ちゃんが信じるとは思えないけどね。あの日から今まで、私はずっと宵月ちゃんに苦痛を強いてきた。もし理解してくれたとしても、きっと宵月ちゃんは私の事を許さないはずだから」
それだけ告げると、また歩き始めた。顔すらも向けなかったため、朝陽がどんな表情でその言葉を放ったのかは分からない。
遠ざかる背中を見て、慧は漠然と思考を巡らせる。
そして何度考えても、慧には朝陽が一つ思い違いをしているとしか思えなかった。
*
女子寮の一室。宵月とニアの相部屋である自室に帰ってきた宵月は、早々に二段ベッドの下段に倒れ伏す。行儀作法を重んじている宵月が、脚も無防備に投げ出して枕に顔をうずめているのにニアは違和感を覚える。
「ヨツキ、おこってる?」
「怒ってません」
枕越しでぼふぼふとした声は聞き取りづらかったが、何か不満を溜めている事は良く伝わってきた。
きっと宵月は怒っていないのだろう。けれど不機嫌なのも事実。それらの情報を統合してどうすべきか、ニアは考える。
「……」
「……もし怒ってたとしても、ニアには怒ってませんから」
ニアの沈黙に申し訳無さと自分の行動の子供っぽさを感じた宵月は身を起こし、さっきまで顔をうずめていた枕を身体の前で抱く。
「じゃあだれにおこってる?」
ですから怒ってません、と前置き。
「……姉さんですよ。急に現れたと思ったら用件は全部ニアの事で私には一切目もくれないし、言葉も真剣に取り合ってくれないし、そのくせ慧には話があるみたいですし。ホントに、もう……」
宵月の心のモヤモヤを言語化するなら、それは怒りよりも悔しいの方が近い。
自分があの場に居ないみたいな朝陽の振舞いが、朝陽にそう振舞う事を許させてしまうくらいに自分が何も為せていない事が、悔しかった。
朝陽の前で委縮して声を詰まらせた自分が惨めだった。
自分を見つめてくれた人たちの言葉を一瞬でも忘れてしまった自分が許せなかった。
もしも自分が怒りを向けるなら、それは自分自身以外に居ない。
「お姉ちゃんにも私の事……、絶対に認めさせるんですから」
枕を抱く腕に力が入る。口元を枕にうずめて、ニアにも聞こえない声で呟いた。
「ところでこのハコ、なに?」
「箱……? あぁ、そうでしたそうでした!」
指差すのは一つの段ボール箱。朝に部屋を出た時には無かったはずのそれに、ニアは首を傾げた。
「私の物、だった荷物です」
ニアからショッピングモールの話が出た時に、こっそり東童の屋敷に頼んでいた荷物だ。東童家全体が宵月の事を疎ましく思っている事は間違いないが、必要最低限度は話を聞いてくれる。万が一露呈した際の世間体を気にしているのか、せめての温情なのか、あるいは何をしようがどうでもいいと放っておかれているのかは分からないが、今の宵月にとってはどれでも良かった。
箱を開けて、中身に間違いがない事を確認する。
「うん。問題無しですね」
「これって……」
横から覗き込んでいたニアのキラキラとした顔を横目で見て、宵月は満足そうに微笑むのだった。
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