第4話 アイシャドウの場合
アイシャドウは、キラキラで派手な服装をしていて、髪型も派手な男の子である
アイシャドウ「葉月も、キラキラで派手な服着ようぜ!」
葉月「私は、そんな派手な服装はちょっと…」
アイシャドウ「いつも、地味な服装ばっかりでつまんねえだろ。それに、服装が変わることによって、するメイクも変わってくるんだぜ」
葉月「それは、そうかもしれませんが。アイシャドウさんの服装は、色遣いが派手すぎます」
アイシャドウ「俺は、自分の服が派手だって、思ったことはないぜ。逆に、周りのやつらが地味なんだよって思ってるくらいだし」
葉月「すごい、自信ですね」
アイシャドウ「俺は、キラキラで目立つ役割だからな」
葉月「そうですね」
アイシャドウは、目を大きく見せたり、顔色を明るく見せたりしてくれる化粧品なので、アイシャドウの言っていることは正論である
アイシャドウ「葉月は、もっと自分に自信もったほうがいいと思うぜ」
葉月「え?」
アイシャドウ「自信のなさが、出てるから、疲れて見えちまんだよ。まあ、忙しくて、疲れているのは、本当のことかもしれねえけど、疲れて見えるのは、化粧品でもカバーしきれない。少しは、カバーできるかもしれねえけど。目元をアイシャドウで明るくしても、葉月自信が変わらねえと、なにも変わることはできないと俺は思う」
葉月は、アイシャドウの話を静かに聞いていた。アイシャドウの言う通り、葉月は、社会人になって、何年か経っていく内に、新入社員の頃に比べ、自分は本当にこのままでいいのかと考えてしまい、自分自身が上手く出せないでいて、悩んでいた
葉月「私は、どうしたらいいんですかね」
アイシャドウ「それは、俺が考えることじゃなくて、葉月がどうしたいが大事なんだよ。メイクは、その手助けはしてやれる。自信がついている葉月のほうが。もっと輝いてみえるはずだ」
葉月「そうですね。アイシャドウさん、ありがとうございます」
アイシャドウ「別に、お礼なんてしなくて、いいぜ。また、葉月が悩んでいたら来るからな。まあ、そうならないほうが、葉月のためにはいいんだけどな」
葉月「はい」
アイシャドウは、見た目が派手で、一見、話しかけにくそうに見えるが、葉月にアドバイスをしてくれる、お兄さんのような存在だ
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