第131話70階層
「只今!
「これは、ダンジョン内で手に入れた物でギルドがどう判断するかで大変な事になります」
「それは、どう言う意味でしょうか?」
「判断されたギルド貢献度でクランランキングのトップに踊り出る可能性があります」
「クラン設立から約半年ですよ・・・それは可能でしょうか?」
「充分にありうるでしょう・・・70階層は、人類が始めて足を踏み入れた偉業です。この事から考えて100階層も夢ではありません」
「100階層ですか・・・100階層には、コアがあると言われてますが本当でしょうか・・・」
「もう何人もの覚醒者が夢で見たと証言をしてます。アメリカの覚醒者として有名なジョージさんは、事細かく証言した内容は他の覚醒者の証言と似た部分が多く見かけられます。その事から専門家はダンジョンからのメッセージだと・・・」
「そのコアの破壊でダンジョンが消滅する話は本当ですか?」
「それは一部の人たちの願望ですね・・・そのような証言はありませんよ」
「あ!只今、ギルドから70階層の映像が発表されました。その映像をご覧下さい」
ギルド幹部が記者会見の場で「この映像を見て下さい」とモニターに映しだされた。
二足歩行をする爬虫類が映しだされた。
リザードマンに似ていたが、頭が2つも生えている。
1つの頭から水球が放たれた。放たれた先は、大盾を持った男たちであった。
当たった瞬間に水球は呆気なく跳ね返される。
しかし、新たな攻撃が大盾を襲う。それも跳ね返される。
その跳ね返った攻撃がトカゲの左手にかすった。その瞬間に左手はスッパッと切れた。
怒ったトカゲは、右手に持った
山なりに投げられた三叉槍は、大盾の頭上に・・・
1人の髪の長い女性が素早く大剣で三叉槍を切り落とす。
「リア、助かったよ」
「あんたが油断するから助ける羽目になるのよ。気をつけな!」
そんな神殺しのシュプレのメンバーに、ゾロゾロと500以上のトカゲが列をなしたやって来る。
「オラオラ!これからが本番だよ。野郎ども気を引き締めてやりなーー。魔法組みは、一斉に放て」
「言われなくてもやってるわ」
魔法組みのリーダーの女性が「準備は出来たようね。やるわよ!」
様々な魔法が空中で混ざり合って大きな球体となった。
「放て!」
その球体は、トカゲの集団のど真ん中に落ちる。
大爆発が起きて生き残ったトカゲは数人。
その数人もリアの大剣が次々に首を
その素早い動きに刎ねられた事も知らずに倒れる。
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