第99話領地防衛
我が領内に侵攻されないように高く分厚い壁を建設がようやく終えた。
高さ10メートル、厚みは6メートルもあるだろう。
それが10キロに及んでいる。
後は高い山脈があって容易に侵攻を阻むようになってる。
でかい門には、魔道開閉式が埋め込まれている。
朝6時にゆっくり開いて、夜の午後7時には閉門する仕組みだ。
それを見守る兵の砦も隣接して建てたぜ。
高い壁の上から攻撃できるように、ハルが作った弓が50も常備。
そして遠くが見えるように双眼鏡で見張るのだ。
夜はデジタル赤外線ナイトビジョン双眼鏡が活躍。
それに小型カメラも設置済み。
遠隔監視で砦内の監視モニターに映し出される。
録音録画も付いて赤外線撮影も可能。
動体検知機能も付いた優れもので、動く者を捕らえると
監視者に知らせるのだ。
それにゴーレムモドキ200人が待機。
いざ戦いになった場合は、突撃して
普通の剣では斬れないよう魔改造済みだ。
海に面した領地は、主要な港にアメリカ製のミサイル
アメリカと交渉して手に入れた駆逐艦の中古だ。
イージス武器システムとトマホーク武器システムを合わせて搭載し、優れた防空能力と高い対地攻撃力を有した駆逐艦。
トマホークとは
誘導システムの中心であるTERCOMは、電波高度計から得た高度情報を、事前に入力されたレーダー地図と照合しつつ、計画された飛行経路に沿ってミサイルを飛翔させて目的地に着弾する。
兵装はスタンダードSAMやトマホークなどを発射可能なMk.41mod.7VSLを96セル搭載。
また、主砲にはMk.45mod.4・62口径の5インチ単装砲を装備。
この5インチ単装砲には、頭脳チップが内臓されレーダーとリンクして100発100中まで魔改造。
目標までの距離と風速と気温から算出された弾道は、外すことは無い。
艦の後部には、SH-60シーホークヘリコプター1機もセットされている。
このヘリコプターも魔改造済みで、ゲームのジョイスティックで操作できるのだ。
そして、29ノット以上の速力および地球1周の航続距離を実現。
魔石電池あっての航続距離。
操舵室も頭脳チップを内臓されて、音声命令でなにからなにまで動かせるシステム。
そして、ゴーレムモドキも乗り込んで、どうしても手動でする行為を訓練中だ。
「機関室、異常はないか!」
『異常ありません』
しゃべってるのはゴーレムモドキ。
人工音声を取り付けて、会話できるように魔改造してやった。
この駆逐艦に乗ってるのは10人。
マニュアルを見ながら「1番のボタンを押した。次はメーターを確認して、このスイッチか」
「オーエン、まだか・・・」
「ちょっと待って下さい。ここもOK・・・そしてこのスイッチか・・・準備完了です船長」
「海に向かって出航だ」
「了解です、船長」
ゆっくりだが出航したぞ。
初めての航海で、波に揺れる船内で乗組員が船酔いを始める。
前もって飲んだ酔い薬で俺は大丈夫だ。
しかし、この乗組員は漁業を生業にしてたのに、呆気なく酔ってるぞ。
このままではヤバイので光魔法で酔いをすっきりにさせる。
「領主さま、助かりました」
その時だ。違和感を感じた。
向いた先の海に、ボートに乗った人を発見。
「あそこにボートが浮いてるぞ。急いでゆけ」
「皆聞いたかーー!領主さまの命令だ!」
船上から見て「アトラクト」と唱える。
3人が乗るボートが引き寄せられて、ゆっくりと着地。
大人の女性と男性そして少女がぐったりと倒れ込んでいるぞ。
男性は息絶えている。背中がザックリと斬られて無残な姿でいる。
残りの2人は多少傷付いていた。なので光魔法を「光よ、2人を治せ」と唱えた。
傷が消えて2人は目覚めたぞ。
そして2人は、男性に抱きつき泣き出したぞ。
「船長、どうするんだ」
「どうも言葉からこの大陸の人間ではないようです。とりあえず港に帰りましょう」
「そうだな・・・」
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