第74話現代兵器を持って行った
アルポスの街に大量のナイフを売り立ち寄ったら、またまた問題が発生。
領主を交えての話し合いとなった。
「その方がドラゴンキラーの男か・・・信用できるのか・・・」
ギルドマスター「一緒に戦った経験もあり、信用出来る男です。あの吸血鬼の話もこの者から聞いたのです」
「そうか・・・わが国の兵力は、内乱のお陰で兵力が
ギルドマスター「その為に明日にも再度出兵する手はずだ。お前にも出兵して欲しい」
「それって間に合うのか・・・王都まで急いでも5日は掛かるって言ってたよね・・・俺1人なら1日で王都まで行く事が出来るぞ」
「なんだと・・・そんなに速く行けるのか・・・書状を書くから持って行ってくれ」
「色々と強力な武器も用意出来るぞ。その戦いでの成功報酬を用意するなら一緒に持って行ってもいいぞ」
「金貨で何枚だ。出せるにも限度があるぞ」
「魔石5年分でいい。前回の1ヶ月間換金した魔石量で計算してもらえればいいよ」
ギルドマスター「領主さま、それなら払える金額です。失敗したら払わなくていいのだな・・・」
「ギルドマスター、そんな事を考えた時点で負けだぞ。負けたら
ギルドマスター「それもそうだな・・・」
2人は連名で書類にサインして、書状と一緒に手渡してきた。
俺は、領主の屋敷を出て、現代に戻って来た。
佐々木部長が「開けなさい」と言うと自衛隊員が素早く頑丈なドアを開けた。
ちらっと見た小さな看板には、緊急備蓄武器庫って書いてあった。
入ると真っ暗だ。
照明スイッチが入れられるとパッと明るくなった。
「ここが武器庫よ。お目当ての武器を好きなだけ持って行っていいわよ」
梱包された物を片っ端から開けて行った。
「お!これは62式7.62mm機関銃だ」
鑑定で詳しく調べたら完全な部品互換性があるため、100挺の62式をバラバラに分解して交換しても100挺組み上がる優れものだ。
有効射程約 800メートル
全長 1200ミリ
重量 10700グラム
発射速度 最大発射速度約650発/分
「ちょうど100挺があるから62式7.62mm機関銃をもらうぜ。弾丸もありったけ欲しい」
「テロでも起こす気なの・・・」
「飛び道具の開発に使う積もりだよ。初めての試みだから色々失敗するから、これぐらいの数が必要だと思わないか」
ここも嘘で誤魔化そう。
「分かった」
あれ!あっさり引っ掛かったぞ。これは飛び道具の開発をする必要がありそうだ。
又もゴソゴソとあさった。
これは81mm
筒状の物を傾けて設置して、直径81mmの砲弾を砲口から落とし込む。
砲弾の自重で点火発射されるので発射速度が大きいし、山なりの弾道で隠れた敵の頭上から襲い掛かる。
隠れた敵は、たまったもんではないぞ。
それに持ち運びが簡単なのもいい武器だよ。
これより直径が大きくなると、重くて運ぶのも大変だからな。
これってイギリス・ロイヤルオードナンス社が開発した軽量な迫撃砲。
日本でも豊和工業がライセンス生産してる物だ。
調達価格は資機材一式で約1000万円。
全備重量 約38キロ
最大発射速度 30発/分
最大射程 約5600メートル
「この迫撃砲も15門欲しい。砲弾も沢山欲しいな・・・」
「分かった。その代わりにルーンナイフは間違いなくもらうからね」
「取引き成立だな」
用意された62式7.62mm機関銃と81mm迫撃砲と弾丸と砲弾を全てを収納して、異世界に戻った。
姿を現したのは、王都アルバーンの城壁外だ。
1回行った所なら容易に考えるだけで行く事が出来るようになった。
熟練度が上がったからだと深く考えない事にした。
「そなたがアルポスが書いて寄越したドラゴンキラーか・・・」
「はい、そうです。将軍」
「それで武器は・・・
「城壁の外に隠しています。できれば外で武器の試しをご覧します」
ああ~あ、王都は礼に始まって礼に終わる。
下手すると首を斬られるって領主に脅されてしまったよ。
だから変に緊張してしまう。
あの執事は、何か言いたそうだ。
鑑定発動。
やっぱり
もうボロくそだぞ。なんと汚い言葉が出るわ出るわで聞くに堪えない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます