天使と悪魔が住んでいる天魔界。天使と悪魔たちは、亡くなった者の未練を晴らす仕事をしていた。未練を晴らした魂の数で給料が決まるため、貧乏な天使・ライスは一生懸命仕事に取り組んでいる。
今回未練を晴らすのは7、8歳くらいの女の子。その少女の心残りは「ある花を見る」というもの。でも、記憶が薄れていてどの花なのか覚えていない。
ライスは悪魔のカイと一緒に、少女の未練を晴らすため人間界に向かう。
対立しているイメージのある天使と悪魔が「未練晴らし」という同じ仕事をしているところが面白いです。仕事に対する想いは違えど、同じ目的に向かってライスとカイが行動をともにするバディ感にとてもワクワクさせられます。
性格の異なる彼らだけれど、なんだかんだお互いを信頼している様子が、読んでいてすごく心地良いのです。
少女が見たかった花とは一体何なのか?心温まる物語をぜひ読んでみてください。面白かったです!