第0章 過去の傷

第0話 プロローグ

第1話


俺には幼馴染が居る。


幼稚園の頃からの付き合いだ。


ソイツの名は木崎きざき 二華。


隣の家の子で、親が親友通しだったらしい。


で、流れで俺達は仲良くなっていった。


「大好きだよ、飛鳥君♪」

「俺もだよ、二華。」


と、こんな事を恥ずかしげもなく言える様な仲だった。


最早、家族同然な仲だった。


少なくとも、俺はそう思っていた。


だから、あんな事になってしまったのだろうか?


「大好きだよ、アス君♪」

「俺もだよ、牧恵まきえちゃん!」


俺には恋人が居た。


彼女と出会ったのは、小学5年生位の頃だ。


色々あって、ちょっとだけ二華と気不味くなったというか、二華の方から離れていきかけてた時に転校してきた彼女と仲良くなった。


そして、気が付いたら好き合う様になり、俺達は付き合う様になった。


その間にも、二華とまた復縁し、再び仲良くできる様になった。


でも、突然彼女は消えた。


理由は知ってるし、理解は出来てるが、納得は出来なかった。


多分、其処から狂ったのだろう。


全く、本当に最悪だ………


続く

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