幕間1 登場人物紹介(1章から2章まで)

幕間1

浮世うきよ 飛鳥あすか

今作の主人公。

過去に色々あり、親戚の叔父の家に預けられた。

トラウマのせいで、いつもカッターナイフを持ち歩いているが、1話しか出番(無いに越した事はないのだが)がない。

現在進行形で面倒な女達にモテているが、今の所は誰とも付き合うつもりはない。

誰も信頼、信用してないが、根が優しいせいで側に居る事を許してしまってるので、あの三人には、ガード以外は案外チョロいと思われている。

最近、自宅やプライベートまで彼女達に侵食されてきたが、諦めの境地に立ち、何とか精神を保っているとか、いないとか。


神峰かみね 朱雀すざく

メインヒロイン第一号。

胸が小さい事を除けば、非常に可愛らしい女の子。

だが、その正体は我儘で横暴な子供暴君。

誰もが自分のを聞いてくれると思っていて、誰もが自分の為に尽くしてくれると思っていた。

────あの日、あの時に主人公と出会う前まで。

故にガチ泣きしてしまっだが、それで完全に目を付ける理由にもなってしまった。主人公君、可哀想………

全ての人間に好意を抱かれ、何でもお願いを聞いてくれる操り人形にしてしまう彼女なのだが、一部の人間には物凄く毛嫌いされており、実の姉からは『全てを見下して嘲笑ってる』、転校生の女からは『怠惰で、怠け者な化け物』と称されている。

それは概ね正しい評価だ。

彼女は何もしないし、何もする必要がない。

────何もしなくても必ず、主人公が手に入ると確信しているのだから。


③神峰 鳳凰ほうおう

メインヒロイン第二号で、朱雀の姉。

通称お姉様、決して黒いお米ちゃんのトレーナーではない。

朱雀が生まれてからは直接的ではないが虐げられており、孤独な日々を過ごしていた。

更に初恋の人さえも唯の暇潰し的なお願いによって奪われており、大切な物はいつか妹に奪われると諦めの境地に立っていた。

だが、そこにお願いが全く効かない主人公を見つけ、運命の王子様だと思い込む。

その結果、妹の事を大概言えないストーカー系お姉様となった。

ちなみに、お姉様も朱雀のお願いは効かないのだが、朱雀曰く『お姉ちゃんにお願いするバカは居ないよ?』との事。

故に、様々な積み重ねもあって妹を毛嫌いしており、恋路の邪魔者扱いしている。


霧崎きりさき 睦月むつき

メインヒロイン第三号であり、主人公の次に転校してきた子。

まぁ、大体の人が察してはいるのだろうが、様々な別作品で暴れ散らしている邪神の娘の一人。

その娘の中で一番マトモだが、一番母親を慕っている純愛ポエマー。

故に、祖父も大好き(父親?さぁ、会った事もないし、どうでもいい。)。

なので、慕っている努力家(努力する方向は大分間違ってる)な母親と真逆な癖に、妙に似ている朱雀を、全身全本能で嫌っており、主人公が居なければ多分殺し合いになってるレベル。

お願いが耐えれたのは母親の血が流れているからであり、それが無ければモブ堕ちしてたかも。

おそらく、メインヒロイン勢で一番マトモだが、世間一般的な観点から充分異常なので、主人公は本当に可哀想である。

決め台詞は母親譲りの「此処から先は、私の独壇場セカイだ。』で、お気に入りなのだが、いつかは自分専用のが欲しいと模索中。

ちなみに、最近可愛い弟が出来て、ウハウハらしい。


夕峰ゆみね 白虎びゃっこ

朱雀の幼馴染なのだが、名前とは裏腹な程の清々しいまでの噛ませ犬。

朱雀を好きだが、地雷を踏んだ為、あっさりお願いされて自主的に自殺した。

裏設定的には親が金持ちで、色々と影で悪どい事をしていたのだが、生かされるまでもなく、この世からリタイアした可哀想な奴。


⑥夕峰 玄武げんぶ

お姉様の方の幼馴染で、お姉様の初恋の人。

本編が始まるの前に、朱雀の戯れ的なお願いで自殺している。

出番はもう無い。


⑦浮世 三葉みつば

主人公の義妹。

まだ小学生だが、小悪魔的な振る舞いが出来る将来有望な女の子。

血は繋がってないけど、お兄ちゃんと三番目のお姉ちゃんは大好き。

ママが主人公の父親と再婚してからは、どちらも嫌いらしい。

お姉ちゃん達もお母さんもお兄ちゃんも嘘付きだけど、お兄ちゃんだけは許しちゃう。

だって、大好きだもん。

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