物を運ぶ事が主である船だけど、人その物に想い。更にはその船にまつわる熱い想いで絆を深めていくストーリー! 疑わないといけない所で「人を疑う」ということを除外してしまっている主人公でほっこりします!
大きな川を渡る旅客船、それを運行する女の子が頑張るお話です。お客さんを乗せて、あっちの岸とこっちの岸を行ったり来たり。そんな日々を過ごす、ヒロインと「相棒」の日々を見守る物語です。整備をしたり、運行したり、生き生きと愛らしく描かれるヒロインが本当に可愛く、応援したくなります。筆者の特徴だと思いますが「伝わりやすく、読みやすい文体」のおかげで世界観に没入しやすいのも、本作の素晴らしい点です。是非、もっと読んでくれる人が増えると嬉しいです。