ここまでの登場人物紹介
章の設定はありませんが、34話で一区切りということでここまでに出てきた登場人物のおさらいも兼ねての設定集です。
ネタバレまではいかないものの軽い秘密まで書いてあるので気になる方はスルーを推奨します。
リリアナ(ヘル)
本作品のヒロイン。愛称はリーナ。お姫様。冥府ヘルヘイムの女王。
白金色の髪と紅玉色の瞳が特徴的で陶器人形のような無機質で完璧な美しい見た目を備えている。そのことから、氷の女王とも呼ばれるが、見た目に反して、実は気性が激しい。
レオニードやイソローには結構、きついことを言う割に内面では初心なので身悶えしていたりする面倒な子。
心を許している人の前では意外とそそっかしい一面もあり、女王としての仕事をしっかりとこなすよりも自由に生きたいと願い、恋に恋する普通の少女でもある。
全属性の高位魔法を自在に使いこなす
魔法杖ユグドラシルを槍に変えることにより、
レオニード(マグニ)
本作品のヒーロー。愛称はレオ。小さな勇者。
黒髪にリリアナと同じ紅玉色の瞳を持つ。見た目も言動もまだまだ、子供らしく凛々しく、精悍な美少年というよりはかわいらしい男の子といった印象が強い。
背が伸び悩んでいるが、成長期なので今後の伸びは不明。現時点ではリリアナよりも小さいので『わたしの小さな勇者様』と微妙にチビ扱いをされて、ムキになることがある。
勇者としての適性は非常に高く、自らを犠牲にしてでも人を助けようとする優しい性格をしているが、リリアナの危機の時に怒りを露わにする激しい一面も持つ。
普段の力や身体能力も明らかに人間離れをしたものだが、不思議な力を発揮した際はそれどころではない戦闘能力を発揮している。
魔法に関しては苦手ではあるものの剣と魔法の両方をこなせる魔法戦士に近い立ち位置にある。苦手な魔法でも雷属性だけは例外らしく、理論上は高位の魔法まで使用可能(実際には使えない)。
ネズ・イソロー
レオニードの兄貴分である
戦士系の道に進む者が多いネズミ型獣人の中では珍しく、魔法の適性を持ち、『名も無き島』で唯一の魔法使いである。
攻撃魔法は苦手で風の初級魔法くらいしか使えないが、変容魔法などの応用した魔法を使うのは得意としている。
飄々としており、軽薄なように見えるが仲間思いでいざとなれば、身体を張る頼りになる男。
レオニードの剣を探しに町に出た際、人間の見た目に擬態している。栗色の髪と琥珀色の瞳でリリアナには平凡な顔と評されているが、実はそれなりに整った顔立ちであり、祖母、母、兄などの顔面偏差値が高い中で育ったリリアナの評価が厳しいだけである。
実は〇〇〇であるという秘密が……。その秘密が明らかになるかは不明。
セベク
『名も無き島』に流れ着いた赤子のレオニードを拾って、育てたリザードマン亜種の勇士。
深緑の鱗に覆われた小型の二足歩行のドラゴンといった風の厳めしい見た目をしており、修行にうるさい厳しさを持つ反面、子煩悩な親馬鹿な一面もある。
左利きで剣と槍の技に長けている。
ピーちゃん
『名も無き島』で一番、古くから島を見守る巨木に住んでいる黄金色で反射により、虹色にも見える美しい羽毛を持つ小鳥。伝説の黄金鳥と呼ばれているが真偽のほどは分からない。
大きさは山鳩よりも小さく、「ピィー」と鳴くことから、ピーちゃんと名付けられている。レオニードとイソローとは随分と長い付き合い。
ニーズヘッグ
リリアナがヘルヘイムから、連れて来た彼女の拾い子で漆黒の鱗の色から、ブラックドラゴンの亜種であると思われる。またの名を冥竜。
本来の姿はまだ、成長途上ではあるものの下手な家屋よりも大きいが、本人も面倒なのか、普段はリリアナが抱っこしやすいサイズで過ごしている。
ガルム
リリアナがヘルヘイムから、連れて来た彼女の拾い子。またの名を地獄の番犬。
本来の姿は巨躯を誇る獰猛な黒犬で女王のボディーガードでもあるが、普段はリリアナに甘えやすい小型犬のサイズで過ごしている。
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