0114 ミルキィとの生活(夜)

 風呂を出ると、エレノアが説明を始める。


「さて、御風呂を出れば、後は就寝ですが、御主人様は大抵は女奴隷と一緒にお休みになられます」

「はい・・・」


うん、まあ、それはもちろん期待してたけどね。


「いつもでしたら私が御一緒する所ですが、今日はせっかくミルキィが来たので、あなたにお任せします」

「はい・・・わかりました」

「では、御主人様、今日の所は、私は自室で休ませていただきますので、お休みなさいませ」


え?エレノアいなくなっちゃうの?

エレノアがいないのは寂しいが、確かにいきなり三人で寝ましょうとか言われても、俺にはハードルが高すぎるし、ミルキィも初めてだから仕方がない。

それに俺もミルキィと二人でゆっくりと楽しみたいのもあるしね。

うん、三人一緒は、また次の機会だ!


「あ、うん、お休み、エレノア」


挨拶をする俺に、エレノアがススッと近寄ると、俺の耳元で囁く。


「私が昔聞いた話によれば、白狼族の女は男に一途に尽くすと伺っております。

お気に入られたのでしたら、私の時のように何日間かは、ここでお楽しみください。

食事の方は私が御用意させていただきますので、1週間でも2週間でも御緩りと・・・」


はい~?

なんですか?エレノアさん!

その一歩間違えたら、どこかの娼館の売れ筋娼婦を売り込む、やり手婆のような発言は!?

もしくは御見合いの席で、仲人の人が「後はお若い方たちでごゆっくり」とか言う奴ですか?

いや、それは違うか?

何だか俺もちょっと錯乱しているかも知れない。


「ミルキィ?あなたも初めてですから緊張しているかもしれませんが、御主人様はやさしい方で、無理強いなどしませんから安心してください。

そしてくれぐれも御主人様に粗相はないように。

わかりましたね?」

「はい、大丈夫です!お任せください」

「それと御主人様は、年上の女性に積極的に行動されるのが大好きです。

あなたの場合は、御主人様を少し年下の想い人だと考えて、接するのが良いかも知れません」


うわっ!このエロフ!

さりげなく、ミルキィにオネショタを教育しているよ!

確かにそれは助かるけどさあ・・・


「はい、それも大丈夫です!

私はもう御主人様を大好きですから!」


何っ!そうなのか?

それは本当なのか?ミルキィ?

それとも御主人様に対する社交辞令なのか?


「ではお願いします」


そう言って、エレノアは部屋から出て行く。

そして部屋の中は、俺とミルキィと二人きりだ。

うわ~何か今更ながらドキドキしてきたな・・・

なんつーか、これ、新婚初夜みたいじゃない?


「え・・と・・・じゃあ、寝ようか?」

「はい」


俺がベッドに誘うと、ミルキィは素直に応じるが、どこか硬い。

まあ、当然か?


「あ、いや、そんなに硬くならなくていいから」

「はい」

「別にミルキィの嫌がる事はしないから安心してね?」

「はい、ありがとうございます」

「あ、あのさ・・・さっき僕の事、好きって言ってたけど、本当なの?」

「はい、もちろんです」


へへへ・・・そうなのか?

俺って、女の子に好きなんて言われたの初めてだから、何気に嬉しいな・・・

可愛い女の子に好きなんて言われると、単純だからすぐに舞い上がっちゃうよ!

きっとやさしい御主人様だからって事なんだからだろうけどさ。

ま、それでもいいか?

少なくとも嫌われてはいないんだしね?


「うん、ありがとう」


俺が礼を言っていると、突然、ミルキィが俺に近づいてきて、唇を重ねて来る。

うおっ!

突然何コレ?

そのままミルキィは俺の口の中に舌を入れてくると、俺の舌に絡めて来る。


「ふふ・・・実は私、年下の男の子が好きなんです。

でも、私の村には弟以外に年下の男の子はいなかったし、弟はどちらかと言うと、森の中で狩りをしているのが大好きという感じでした。

そういうのも嫌いではないのですが、私が一番好きなのは、御主人様のような可愛い年下の男の子だったので、御主人様の奴隷になれて、とても嬉しいです。

エレノアさんのお話によると、御主人様は年上の女性に積極的にされるのがお好きなそうですが、そうなのですか?」

「うん・・・まあ、そうかな?」

「嬉しいです!」


そう言うとミルキィは、俺の事をベッドに押し倒した。


「うおっ?」


何をするのかと思いきや、いきなりミルキィは俺の体をペロペロと舐め始める。

肩と言わず、胸と言わず、腕でもヘソ近辺でも、とにかく全身を舐めまくりだ!

やはり犬・・・いや、狼だから舐めるのが好きなのか?

俺は御主人様だから舐められているのか?


「うはっ!」


思わず俺が声を上げると、ミルキィがちょっと心配そうに声をかけてくる。


「御嫌でしたか?」

「いや、全然いやじゃないよ!

ミルキィに舐められるのなら大歓迎だよ」

「ありがとうございます!」


そう言うと、嬉しそうに再び俺の全身をペロペロと舐め始める。

ぬう~このペロリストめ!

気持ち良いじゃないか!

こんな体験は初めてだ!

ほへ~止めて!

いや、止めないでぇ~!


「気持ちいい~気持ちいいよ!ミルキィ~」

「ありがとうございます!

これからもっと気持ちよくしていきますので、お任せください!」


そして結果は見事にエレノア大先生の予想通りとなった。

最初はおずおずとしていた物の、ミルキィは次第に大胆になっていった。

いや、でもどんだけ舐めるのが好きなんだよ!

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