完結おめでとうございます！

紆余曲折を経て、ついに二人は元の世界に戻ることができましたね。中盤での怒涛の展開から、最後は『異世界残酷物語』のようなメリーバッドエンドになるのかとドキドキしましたが、綺麗にタイトル回収のされた作品だったと思います。

ハナやトウキは一応脇役（？）ながらも、タローやマリと並々ならぬ結びつきがあり、彼らの背中を後押ししていたのは面白い部分でした。

異世界ジャンルで、尚且つ現実世界とのリンクがあるものは多々ありますが、本作はそれらとは一線を画すものだと思いました。ガルニスを筆頭とした武術家たちなどの旅のお供という要素を交えつつ、主人公たちが闘いの中で成長していく過程は王道ですが、その裏での心境の変化が丁寧に表現されており、オリジナリティが加えられた唯一無二の作品に昇華されていたと感じました。

あと最後に余談ですが、一点だけ。
本作の連載状況が「連載中」とあったので、取り急ぎご報告まで。

それでは、長々と失礼しました。
＠odanさんの新作をまた楽しみにしています。