第45回 いよいよ始まるオールスター競輪
さて、8月13日(火)から18日(日)までの日程で第67回オールスター競輪GIが開催されます。今年の決戦の舞台は神奈川県の平塚競輪場(平塚市)。今年4回目のGIであり、これが終われば残すGIは『寛仁親王牌』と『競輪祭』のみになります。
それでは今年、ここまで(8月11日時点)の賞金ランキングを確認しましょう。ランキング上位の選手と賞金獲得額は以下のようになります。
1位:
2位:
3位:
4位:
5位:
6位:
7位:
8位:
9位:
―――
10位:
11位:
12位:
(☆はGIを優勝→GP出場が確定。★はGⅡを優勝)
賞金ランキングは上記のようになっていますが、今年はいつもとかなり違う風景になっています。それもそのはずで、賞金ランキング9位以内に今年のS級S班の選手が3名しかいないのです。
8月に差し掛かり、いつもの年ですと大体同じような選手が賞金ランキン上位にいます。それはつまりいつも強い選手たち、すなわちS級S班の選手です。
しかし、現状でS級S班の選手が賞金ランキング上位に3名しかいない。これはかなり衝撃的な光景です。
今年はここまで3回のGIが開催されました。2月の全日本選抜、5月の日本選手権、6月の高松宮記念杯です。しかし、それを優勝したのは、いずれもS級1班の選手。S級S班の選手がビッグレースで優勝できたのは、3月のウィナーズカップ(GⅡ)の脇本雄太選手。そして、7月のサマーナイト・フェスティバル(GⅡ)で優勝した眞杉匠選手だけです。
上記、賞金ランキング上位に食い込んでいないS級S班の選手は、
今年はS級S班の選手が苦戦している印象です。昨年のGP覇者・松浦選手は獲得賞金額が31,767,774円で、ランキング上位の選手に差をつけられている状況。今年3月のウィナーズカップ準決勝で落車。これがきっかけか、以降のレースでは良い成績をおさめられていない状況です。
一方、全日本選抜を優勝した郡司選手。日本選手権競輪を優勝した平原選手は、昨年までS級S班に在籍。今年はGIを優勝して、年末のGP出場権と来年S級S班への返り咲きを決めました。
また、今年の高松宮記念杯を優勝した北井選手は、初めてGI制覇の栄冠に輝きました。今年は日本選手権競輪(5月)を除けば、ここまで全てのGIとGⅡの決勝戦まで勝ち進んでいます。今回のオールスター競輪は、北井選手の
今年4回目のGIとなるオールスター競輪。ここで一つの正念場を迎えると私は考えます。これ以降で残るビッグレースは、9月の共同通信社杯(GⅡ)、10月の寛仁親王牌(GI)、11月の競輪祭(GI)を残すのみです。
もちろん、オールスター競輪以降でのチャンスが無いわけではありません。しかし、特別競輪優勝の壁は高く、『そこを優勝できれば良いよね?』という甘い考えは通じません。
オールスター競輪を優勝すれば、文句無しでGP出場は確定です。ですが、誰しもが優勝できるわけではなく、決勝戦まで勝ち進み、そこで良い成績を残すことも競輪GPへの道であります。
これは昨年のオールスター競輪のコラム(第34回のコラム)でも書いたのですが、決勝戦における賞金額は大きいです。
優勝できなくとも賞金ランキングは大きく変動するでしょう。これまで成績の芳しくなかった選手たちには挽回の大チャンスであり、逆にランキング上位の選手は逆転されてしまう可能性もあります。
さあ、夏の大一番・オールスター競輪。今年の夏はどんな熱い展開が待っているのか!?選手たちの活躍に期待であります!
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