第40回 競輪GP・2023がやってくる!!!

 さて、いよいよ12月30日(土)に競輪GP・2023が行われます。今年の舞台は立川競輪場。4年ぶりの立川競輪でのGPになります。

 そして、12月19日(火)に今年のGPの車番と並びが発表されました。それから確認しましょう。では、今年のGP出場選手をおさらい。以下の9名です。


 ①番車 古性こしょう 優作ゆうさく:大阪府

 ②番車 佐藤さとう 慎太郎しんたろう:福島県

 ③番車 松浦まつうら 悠士ゆうじ:広島県

 ④番車 眞杉ますぎ たくみ:栃木県

 ⑤番車 深谷ふかや 知広ともひろ:静岡県

 ⑥番車 山口やまぐち 拳矢けんや:岐阜県

 ⑦番車 清水しみず 裕友ひろと:山口県

 ⑧番車 新山しんざん 響平きょうへい:青森県

 ⑨番車 脇本わきもと 雄太ゆうた:福井県


 そして、今年のGPの並びです。※④⑤⑥は単騎。

 ←⑨① ⑧② ⑦③ ④  ⑤  ⑥


 今年のGPメンバーは全国各地から集まるイメージ。それ故、細切れ戦です。そうなると予想が難しいです。

 中国、近畿、北日本地区はラインができるのですが、2車ずつと短いです。そうなると、逃げるラインがあっても、最後は捲られてしまう可能性が高いとみます。

 立川競輪場はスピードが出るバンクですが、あまり『逃げ』が決まらない印象。過去の立川GPや、立川GⅢ(記念競輪)の決勝戦まで確認したのですが、やはり先行逃げたした選手は、最後は交わされるか、捲られるかで着外に沈む傾向が強いです。


 そうなると、今年の立川GPでは、『誰が先行するか?』という点と、その先行した選手(ライン)の後ろに『誰が位置取れるのか?』という2点がポイントになるでしょう。


 まず逃げそうなのは、⑧新山選手か、⑨脇本選手のどちらかと考えます。⑦清水選手も先行型選手ですが、『逃げる』よりも良い位置を狙って『捲る』ような気がしますし、個人的にも清水選手の持ち味を生かすには、その方が良いかと思います。

 さて、⑧新山選手か、⑨脇本選手のどちらが逃げるかで考えると、⑧新山選手かと思います。これまでのレース・スタイルと、決まり手をみれば明らかな気がします。⑨脇本選手は中段の位置を狙い、捲るような気がしますね。

 ⑧新山選手と、⑨脇本選手の叩き合いはあまり考えづらいかと思います。今回のGPでそれをやってしまうと、⑦清水-③松浦の中国ラインや、単騎の選手たちの捲り頃になってしまうと思うので。

 ただし近畿、北日本、どちらのラインが逃げても、それぞれ番手が①古性選手、②佐藤選手であり、この二人のブロックを掻い潜るのは至難の業です。北日本にしろ、近畿にしろ、例え3番手の位置を取れても簡単には越えさせてもらえないでしょう。


 さあ、ここからが難しい予想です。正直、今年のGP予想は難しくて自信が持てないです。ライン2車、プラス単騎の選手たちという構成で、限りなくどの選手にもGP制覇のチャンスがあるレースになるでしょう。

 しかも、今年は単騎の選手が3人。昨年の平塚GPも単騎の選手は3名でしたが、今年は去年のそれとは事情が違う気がします。


 今年の競輪GPの本命◎は、①古性選手。そして、対抗○は④眞杉選手とみます。⑨脇本選手と言いたいところですが、今年は簡単には勝たせてもらえない気がします。それは昨年のGPでの勝ち方があまりにも鮮やかすぎて、当然ながら他の選手から警戒されるからです。それに今年は夏場の怪我もあるので、昨年と全く同じとは考えづらいと思いました。

 それでも脇本選手・番手の①古性選手を本命としたのは、タテでもヨコでも強いから。それに今年GIを3冠して競輪界の顔でもあった古性選手なら、混戦を乗り越えられるでしょう。

 そして、対抗にした④眞杉選手。今年は2回GIを制覇した関東の若手選手。今年GIを2回制覇できたのは偶然ではないはず。しっかりと実力が備わってきた証拠だと思います。それに2回目のGI制覇となった今年の競輪祭は、『単騎』での優勝でした。


 ここで詳しいGP予想印。私の予想は以下のようになります。

 ◎→①古性 ○→④眞杉 ▲→③松浦 △→⑥山口 ×→⑤深谷 


 ☆2車単の予想

 ・①④のBOX車券。

 ・①③④⑥のBOX車券。⑤深谷選手まで入れると買い目が多すぎるので、外しました。予算がある方は加えてもOK。


 ☆3連単の予想

 ・①④-①④-③⑥⑤

 ・①④-①④③-③⑤⑥

 ・⑥③-⑥③-①④⑤⑧(穴目予想)

 ※財布が温かい方は①③④⑥のBOXで勝負も良いでしょう。


 昨年の平塚GPと同様に、⑨脇本選手と①古性選手が万全の態勢なら、2車単も3連単も①⑨のBOX、および①⑨を軸にした車券で勝負になりますが、面白みに欠ける車券かもしれません。


 今年の競輪界は①古性選手の強さが光り、④眞杉選手、⑥山口選手の新しいGIタイトルホルダーが登場しました。また、平成の競輪界のモンスターと呼ばれた⑤深谷選手のGP再登場も印象的。一方、昨年は競輪界で無双していた⑨脇本選手には苦しい1年だったと思います。

 各選手にとって、2023年は栄光もあれば、苦しい1年でもあったでしょう。その総決算が12月30日(土)の立川競輪で待っています。さて、今年の最栄冠は誰の手に?




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