第29回 嫌な予感と、『自転車』で転ぶ危険
さて、今回のお題は何のことかといえば、本日(4月24日)佐賀県の武雄競輪場で行われた記念競輪(GⅢ)にまつわるお話。今日の第11レース(S級・準決勝)での出来事である。
このレースで何が起きたかといえば、大量落車が発生した。9名の選手が戦うレースで、何と5名もの選手が落車したのだ。しかも、記念競輪の準決勝戦。S級の上位選手たちが大量落車するアクシデントで、正直、ショッキングな出来事であった。
このような事態が起きたことに関して、先に述べたようにショックな出来事であった半面、昨日の時点で嫌な予感はしていた。
それは、準決勝の『番組』に関してだ。この『番組』とは、TVとかのことではなく、レースで走る選手の組み合わせと考えていただければいい。そして、その『番組』を見て、不穏なものを感じた。
その理由は、準決勝戦のレースが3つ(10、11、12レース)組まれる中で、この11レースだけがハードめな番組構成に感じたから。
11レースに出走する選手には、平原康多選手、松浦悠士選手、吉田拓矢選手、木暮安由選手など、S級の上位の選手が目白押し。
それはレースが白熱する一方で、荒れる可能性も高くなる。つまり、落車や失格が発生する可能性が高くなる(しかし、それまで想定して予想するとなると、厳しいといわざるを得ない)。
だが、悪い予感は当たってしまった。11レースの結果を見て、すぐにダイジェスト映像も確認した。落車はかなり激しい転び方で、見ている私も不安になるほどだった。
11レースの落車シーンを見て、改めて感じたのは、自転車で転ぶ危険性だ。公営競技には『競馬』、『競輪』、『競艇』、『オートレース』とあるが、競輪は私たち一般人とっても身近な『自転車』を使う競技だ。
普段、私たち一般人が自転車でコンビニや駅へ向かう事と、『競輪』とを比較できない面はある。だが、自転車で転ぶ危険性は、競輪でも、日常生活でもありうる。ここ10年ほどで、『自転車保険』というものが世間には認知されてきた。加入が義務化されている自治体や職場もあるはず。それにコロナの影響で、通勤通学に自転車を使う人も以前より増しているはず。
『日常生活』と『競輪』。共通しているのは、『自転車』と『不測の事態』。『落車』は競輪選手だけの話とは思わず、一般人もまた気をつけなくては。
そう思わずにはいられなかったし、競輪選手とは命懸けの職業なのだなと、再認識させられる出来事だった。
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