第26回 「確認」、ヨシ!

 これは昨日(2月22日)が『猫の日』だから、現場猫それに絡めたワケではない。


 今日(2月23日)から競輪界・最初の大一番GIとなる『第38回 読売新聞社杯・全日本選抜競輪』が高知競輪場で始まった。

 おめでたいことに、今日は天皇誕生日祝日。仕事もお休み!そんな日は、競輪の場外発売に行くしかないじゃないか!と、ワクワクしながら近くの競輪場へ向かった。


 今年最初のGI開催地は、高知競輪場。日本では、もう3カ所しかない500バンク(1周が500mの競走路)の一つだ。因みに、残り2カ所の500バンクは、宇都宮競輪場(栃木県)と、大宮競輪場(埼玉県)である。


 正直、私は高知競輪場のレース予想を殆どしたことが無い。住んでいる場所が高知県から離れているのも一因かもしれないが、そもそも普段、生活する中で500バンクのレース予想する機会が殆どない。

 現在、高知競輪場ではミッドナイト競輪も行われているので、『そんなことはないよ』と言う方もいるだろうが、如何せん、今回はGI。ミッドナイト競輪とは異なり、9車立てのレースが基本だ。だから、ミッドナイト競輪と同じようには考えるべきではない。


 さて、競輪場へ着いた私は、さっそく1レース目から予想開始。どちらかと言えば、本命堅いに近いレースが多い印象で、後半は中荒れくらいの配当があった。


 そんなとき、事件は起きた。今日初日の9レースだ。

 場外発売に来たからには、マークシートに購入する買い目を記載し、車券を買う。私は9レースを観ている最中、異変に気づく。

 買ったはずの9レースの車券が無いのだ。一枚だけ買ったわけではない。複数ふくすうまいあるはずなのだが、一枚も無い。まさか、無人販売機から受け取り忘れたのか!?


 大いに焦った私だが、すぐに事件は解決した。

 私は9レースを買ったつもりで、次の10レースの車券を買っていたのだ。その証拠に10レースの買い目が、9レースの買い目と全く同じだった。ガッカリした私だが、私の9レースの予想は見事にハズレていた。

 皮肉なことに確認不足のお陰で、9レースはハズレなかったのだ。そのまま、10レースの結果を待つことになった私。


 だが、9レースの買い目が、10レースに当てはめられているのだ。勿論、結果はハズレ。しかも、10レースは今日初日一番の高配当レース(3連単)となった。

 仕事以外でも、『確認』の大事さを痛感させられた1日となった。


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